
Kalraの怪談
第54章 五十四夜目:鉄箸の呪い
☆☆☆
「めでたしめでたし、だ」
Tはニヤリと笑った。
「そのTは、最初はそりゃびっくりしたし、チョットは悪いことしたかなと思ったよ。特にO先生が好きな生徒もいたから、その生徒が悲しむ顔なんか見ていると人並みに罪悪感?を感じたけど。」
「ただ、そのうち思ったんだ。『コレってノーリスクで人を殺せるってことじゃない?』って」
「そうそう、こういうヒトコワ系の話。どう?面白かっただろ?」
そこで、取調べの予定時間が終了になった。
俺とHさんは黙ってTを見送るしかなかった。
「めでたしめでたし、だ」
Tはニヤリと笑った。
「そのTは、最初はそりゃびっくりしたし、チョットは悪いことしたかなと思ったよ。特にO先生が好きな生徒もいたから、その生徒が悲しむ顔なんか見ていると人並みに罪悪感?を感じたけど。」
「ただ、そのうち思ったんだ。『コレってノーリスクで人を殺せるってことじゃない?』って」
「そうそう、こういうヒトコワ系の話。どう?面白かっただろ?」
そこで、取調べの予定時間が終了になった。
俺とHさんは黙ってTを見送るしかなかった。
