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自殺紳士

第10章 Vol.10:地下鉄の駅

気が付けば
 私はホームの端に立っていた

 ココカラトビオリレバ
 アシタオキナクテイインジャナイカ・・・?

ふらりとホームの端に吸い寄せられる
  電車が到着する知らせが
   鐘のように鳴り響く

ふわりと 一瞬 体が宙に浮く

ああ・・・これで・・・
やっと休める・・・

思ったとき、
ぐいっと、引き寄せられた
 現実に

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