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Lの劣情

第1章 2024年6月吉日…

 12

 もっともっともっと、愛して欲しい…
 わたしはその想いの切望に震え、アイ先輩を見つめる。

「み、みっき…」
 すると、そんなわたしの想いは伝わったのか…
 背中の大きく開いたノースリーブの肩の布地を一気に下ろし、そして緩んでいた胸元のブラジャーをも下ろし、露わになった乳房を、乳首を唇に含み、舌先で愛してきたのだ。

「はあっ、んっ、んん」
 わたしはその女性特有の柔らかな舌先の感触に震え、身悶えし、快感の喘ぎ声を漏らしてしまう。

 そう、その舌先の愛撫の柔らかな感触は、男には無い快感であった…
 そしてその舌先の愛撫は正に女同士ならではの快感といえる。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あん、あぁ、あ、アイ先輩ぁぃ」
 わたしは快感に夢中になって震え、身悶えし、喘ぐ。

「えっ、あ、み、みっき」
 そして乳房を愛してくれながらアイ先輩は巧みにわたしのワンピースを脱がしてくると…
 そんな小さな驚きの声を上げたのだ。

「はぁん、あん、やん…」

 そうわたしはいつもの様に下半身は…
 ノーパン、ストッキング直穿きであったから、その驚きの声であった。

「み、みっき……」
 おそらくアイ先輩は、こんなノーパンスタイルの女を見たのは初めてだったのであろう…
 そしてそんな驚きの声を漏らしながらも、わたしの既に愛液でぐっしょりと濡れそぼっているストッキング直穿きの股間を見つめてくる。

「あ、やん、は、恥ずかし……」
 
 いや、自ら好きでいつものノーパンストッキング直穿きスタイルなのだから、恥ずかしいもないのだが…

「あ、あぁ、き、きれい…」

 すると…
 いや、なんと、アイ先輩はそう呟きながら…

「あんっ、やっ、んんっ」

 グイッとわたしの両脚を掴み、広げ、そしてその股間に顔を、唇を、舌先を押し付けて舐めてきた、いや、舐めてくれてきたのである。

「やん、そ、そんなっ、や、あ、アイ、せ、先輩っ、そ、そこは、ソコは、き、汚いからぁぁ」
 わたしはそう小さく叫び、抗いの身悶えをしていく……

 ……の、だが…

 それはわたしの本気の抗いの動きではないのである。

 そうわたしは…
 昔の男に仕込まれ、刷り込まされた、変態的なストッキングラブの快感に溺れる性癖の女なのだ。

 そのストッキングフェチによるこのストッキングラブという性癖には…
 

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