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Lの劣情

第1章 2024年6月吉日…

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 そしてそう感じ、思いながら昂ぶり疼かせているわたし自身も…
 
 ウズウズ…

 いや…

 ズキズキ、ズキンズキン…
 と、一触即発くらいに疼き、昂ぶってきていた。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「は、あぁ、うぅ、み、みっきぃぃ…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「あ、ぁ、あ、アイ、せんぱぁいぃ…」

 そしてその夢中になって舐めている舌先に、ふと、固い、コリコリとした小さな肉の塊の感触を感じたのだ…

 あ、これは…

 これはクリトリス…

 わたし自身が一番感じるポイントであるクリトリス…

 だから、だからアイ先輩も感じるに違いない。

 わたしは咄嗟にそう思い、舌先をそのクリトリスへと伸ばしていく…

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁっ、っんっ、み、みっきっ」
 すると瞬時にアイ先輩はそう叫び、全身を震わせ…
 そして奥からコンコンと愛の蜜を溢れさせてくる。

 あ、やっぱり、アイ先輩もクリトリスが感じるんだ…
 わたしはそう確証した途端に、夢中になって舌先を硬くし、その肉芽の様な、肉豆の様なクリトリスを舐め、弄っていく。

「あんっ、っんん……
 あ、や、やん、あっ、っく……」
 すると、そう喘ぎを漏らし、身悶えし、ブルブルッと全身を震わせたかと思った刹那…

「んああっ、っんくうぅっ」
 そう小さく叫び、わたしを挟んでいる両脚の太腿をギュッと強張らせ…

「やっ、あぁぁんっ、んん………」

 アイ先輩は絶頂を迎えた…

「んん………ん……………」

 そしてぐったりと全身のチカラが弛緩していく…

「ん……はぁぁ…………」
 そう吐息を漏らしながら、ゆっくりとその長い両脚の太腿をわたしの肩から外し…

「ふうぅぅ……」
 ぐったりと横向きにカラダを投げ出し、わたしを見つめてくる。

 そして見つめてくるその目、瞳は…
 淫靡に潤み、濡れていた。



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