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Lの劣情

第1章 2024年6月吉日…

 24

 アイ先輩は横向きになり、わたしをその淫靡に潤んで濡れた瞳で見つめながら…

「みっき……」
 そしてそう囁きながら、長い手を伸ばしてわたしの肩を抱き寄せ…
 唇を合わせてくる。

「あ………アイ…せんぱ…い……」
 わたしはそんなアイ先輩の唇に愉悦の昂ぶりを感じながら、自らも寄せていく。

 ピチャ、ピチャ…
 そしてわたし達は貪る様に舌先を絡め、キスをする。

 舌先同士の絡まる感触に…
 甘い唾液の味に…
 感じる吐息と息遣いに…

 ドキドキドキドキ…
 ズキズキズキズキ…
 と、心とカラダの奥深くが昂ぶり、疼いてきていた。

 まだまだ感じさせてあげたい…

 まだまだ感じたい…

 わたしは激しく唇を、舌先を貪り合いながら、そう切望する。

 そしておそらくはアイ先輩も同じ昂ぶりの思いを感じているのだろう…
 キスを交わしながらギュッとわたしを抱き締め、スッと態勢を入れ替えて、上になったのだ。

「んっ………」
 そして態勢が入れ替った瞬間…
 わたしの子宮に快感の電流が走った。

「あっ、んんっ、あぁん…」
 その瞬間にアイ先輩の長い指先が、わたしの中に挿入ってきたのだ。

 グニュ、グチュ…

「はぁぅ、んん、ぁぁぁ……」
 そして一本、二本とその二つの長い指先が中の肉の壁をグイグイ、グリグリと擦ってくる。

「んぁぁ……ん……」
 唇を塞がれ、舌先を貪られているから、言葉にはならないが、わたしは快感の喘ぎを漏らし…
 全身から汗がジワリと滲み…
 子宮の奥深くが快感の悲鳴をあげてくる。

 その指先の動きは、さすがに同性同士所以の絶妙な刺激と動きといえ…
 的確に、わたしの、いや、オンナの感じるポイントをピンポイントで弄ってくるのだ。

 そのピンポイントの刺激の快感は、男のガサツでゴツゴツとした動きの比ではなかった…

 グニュ、グチュ、ニチャ、ヌチュ…

「ん、はぁ、ん、ぁぁ、せ、せんぱ…」
 
 あまりの快感に言葉にならず…

「んっ、ひゃぁっん」
 そして更に快感の悲鳴を上げてしまう。

 だって…
 スッと唇が離れたと思った刹那…

 アイ先輩はグイッと顔を下ろし、一瞬にしてわたしのアソコを、いや、クリトリスを舐めてきたから…

 そして…

「んあっ、っくうぅぅぅ…」
 
 


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