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秒速5センチメートル 桜の木の下で

第1章 はじまり


ドアが開き
ちょっと中学生でははやいと思われる成長した少年がたっていた
俗に言う美形というやつだ
目は猫のように鋭く大きい鼻はとおっていてやや高く唇わ色っぽさと幼さを漂わしていた
黒の髪の毛に白い肌はあまりにも異様でどこか異国の人のようにも見える

「どうも、梛崎由良(ナサキ ユラ)です。」

この顔とこのクールともとれる挨拶で女子からは黄色い声があがる

「この後質問ぜめにあうなこいつ フッ…」

まわりの女子のように興味がないと言えば嘘になるだろう
けれど私には縁のない人そう思い鼻で笑ってしまった

「由良はまだよくわからないことが多いとおもうから みんなも色々教えてやってくれ、 とりあえず学校内の説明 案内などをしてくれる奴はいるか?」

先生のこの言葉に女子は一斉に手を挙げる

初日でここまで女子の心掴むとはたいしたもんだ
もはやクラスのほとんどいや全員といっても過言ではない女子は梛崎君と仲良くなりたいと思っているだろう

めんどうには首突っ込むな
そう私の中のなにかが念を押す

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