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秒速5センチメートル 桜の木の下で

第1章 はじまり


「由良 初日からモテモテじゃないか!これなら安心だな」

先生は由良の肩をぽんと 叩きからかい混じりの声で笑っている

「俺 自分でできるんで大丈夫です。 」

由良は無表情のまま私の真横を通り過ぎ席についた

ままままさか

真後ろに転校生
これは非常にめんどくさい
女子に反感をかわなくとも確実に巻き込まれる
この席は気に入っているけどまぁ窓際ならとりあえず桜の木は見えるわけですしおすし

「先生 私視力おちたっぽくて黒板見えにくいから席前にずらしてもらえませんか?」

よし、完璧
これでさりげなくかつ完璧に席移動ができる

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