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HEAVEN~時を超えて~

第5章 真相を知らば

ガチャ・・・バタン



家に戻り、有無を言わせず
真をバスルームに運んでシャワーを浴びせる


最も彼女は茫然としてすでに無抵抗で
されるがままにシャワーを浴びせられていたけれど


チラリ…

バスルームに押し込められて座り込み
伏し目がちにしていた瞳が
一度だけ僕を見上げた気がした

服を着たまま一緒に水浸しになっている僕の姿に
何か言おうとしてやめた
そんなところだろうか


土にまみれた彼女の体を夢中で洗っているようで
僕は実は別の・・・

彼女にまとわりついた、いやらしいニオイや
汚らわしいものを取り払って洗い流すように
シャワーを浴びせ続けていたんだ


首筋…肩、背中・・唇…口内・・・局部・・・
どんなに洗い流しても気が済まないような忌まわしさ


真は思考停止してしまったのか
最後までそれらになんら抵抗ひとつしなかった



キュ・・・



『先に出てて・・・』


シャワーを止めて真にバスタオルをかけてバスルームから出すと、僕は水を吸って重たくなった自分の服をようやく脱ぎ捨てる

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