テキストサイズ

HEAVEN~時を超えて~

第6章 ひとつ

『ふふ・・・マコトは…赤ちゃんみたいになったり…

大人の女の人になろうとしたり…忙しいね…』




『・・・』


真は顔を赤らめて下を向いていた





『それは…』



『ぅん…』




『なんの邪念も持たず…ただ、目の前のその人と

心から…身体中…すべてを…ひとつにして

愛し合うこと…じゃないかな』




『・・・邪念…』




『なんの邪念もない…ただ目の前の相手に

その心に入って行こうとする…

今のマコトみたいにね』




僕はマコトを抱き上げで寝室を出た



ひとつ上の階…最上階に一部屋だけある

僕の寝室に真を入れた



『ぁ…』


『来るの初めてだね』


ベットの前に真を立たせて向き合う


『マコトは…望んでくれたんだね?』


『・・・』



顔を赤らめ、チラチラと目を逸らす真に

僕は最後の答えを求める




『マコトの気持ちが決まったなら

マコトからキスして・・・』



僕は少し屈んで真の前に顔を寄せる




『・・・ん…ぅん』




真は少し背伸びをして
僕の頬に両手を添えて
ゆっくりとキスした



『カイキが・・・・あなたがどういう人なのか

カイキの心も・・・もっと・・・知りたい』



『マコト…』



『カイキのことを・・・あたしも

もっと近くで…カイキのことを知りたい』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ