テキストサイズ

HEAVEN~時を超えて~

第2章 新世界の中

『だいぶ喉かわいてるね、うん…沢山飲んで
よし半分以上食べれたね、偉い偉い』


『・・・』


ナプキンで真の口元を拭いてテーブルを片す



『適度に血糖値上がるとそれなりに落ち着いて来るでしょ?』


『・・・〜』



『マコトは…少し不安定になりやすい所があるから心配だったんだ。

ごめんね、こんな手荒な真似をしてしまって』




『・・・。情報量…多すぎ』


少し眠気を催した目で遠くを見て
真はやっと言葉を発した


『クス…そういう言い回し流行ってるの?』



『……って言うより…肝心な情報抜けてて…』



『うん、うん』





『あなた…誰なの?

なんの目的で…こんなことを

どうしてあたしを知ってるの?』





『そのうちわかるよ。今は知らなくて良い』



『・・・やっぱり…話が成り立たないじゃん』


真はため息交じりに呟いて遠くを見た



『ん・・・

正確には…僕が知っている、んじゃなくて

マコトが〃忘れてる〃だけ・・・』





『ぇ……』




『だから考えなくて良い。身を任せて?

全部・・・任せて』




『…どこのバカが・・・

中二病こじらせみたいな、その無茶苦茶な屁理屈に

〃ハイそうですか〃って言うのよ』



『クスクス…ぁはは、そういうマコトだから

そうやって考えては真面目に悩んで

疲れちゃうといけないから 

余計な事は…聞かなくて良いってこと』




『…お陰様で余計に余計な事を考えそうなんだけど』



『ハハハハ』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ