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HEAVEN~時を超えて~

第4章 心覗き合い

『ふふ・・・土いじりなんて・・小学校ぶり』


手を泥だらけにして微笑んだ真は
汗を拭った拍子に頬に土がついてしまっている。



『それなら、花でも植えようか』



僕はタオルを手に、真を追って庭に降りて
彼女の頬の土を拭く



『~ん、、・・・え?』


『マコトが言うなら?花も綺麗に咲くんじゃないかな』



『ぅ・・・うん…』


真は少し照れながら微笑んだ



『何がよいかな?』



『えっと・・・今の季節なら・・~』



『クス・・・花の種を探しに行こうか、一緒に』




『探すって・・・なんだ、、野草ね

種って、あなたね・・・その辺に落ちてる訳じゃ・・・』




『街に出て・・・探して来よう』



・・・・



『・・・え?』



真は一瞬、瞬きが止まり

そして頬を染めて明るい顔になって僕を見上げた




『ぃ、、一緒にって・・・

外に出してくれるの?!』



『クスクス・・・マコト、興奮しすぎ』



『だって・・・』



『気晴らしも・・・バリュエーション増やさないとね』




『嬉しい・・・っ』



これまでで一番、、、明るく無邪気な笑顔だ

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