
HEAVEN~時を超えて~
第1章 逢えた
『シャワー浴びなくちゃね
あ、その前に朝ごはんにしようか?』
『……』
謎に宣言をされて
抱きかかえられてベッドから降りる
ガチャ
半分虚脱状態でされるがまま
リビングダイニングみたいな部屋で椅子に下ろされた
『マコト、顔を上げて?』
『・・・』
『朝は、おはよう、って言ったばかりじゃないか』
なんか…サイコパス…って
こういう感じなのかな
顔なんかあげたくない
上げられない
『裸なのが恥ずかしいの?』
『・・・』
『ここには僕とマコトしかいないよ
恥ずかしがる事なんかひとつもない
それにそのうち慣れるから
大丈夫、人間大抵の事には慣れていくからさ』
『。。。…〜』
地平線並みに果てしなく
対話が出来ない
『マコト…ふふ…ごめんね?
驚かせてしまったよね…』
『・・・』
頭…ポンポンとか…やめてよ
底抜けに腹が立つ
『君に恐い思いをさせたいんじゃないんだ
こんな手荒な手段に出てしまったのは申し訳なく思う
少し…落ち着くまで我慢してね?』
『…っ…』
言いたい事を言えないもどかしさが
涙を誘発して余計に俯いていた
イヤだ
バレたくない
『マコト…泣かないで?』
『っ…泣いてない…』
頭を…撫でないでよ
『なんにも恐いことないからね?安心して』
『・・・。服を返して…』
『やっぱり先にシャワーにしようか』
話が通じないことだけはわかった
再び抱きかかえられて席を立たされ
バスルームで下ろされた
『ほらマコト…もう泣かないで?
ふふふ・・・可愛いお顔が台無し』
脱衣場に立たされて手脚のロープを解かれると
大きな両手があたしの顔を包んで隠していた涙を拭った
ドンッ…
その手を振り切るように
痺れている両手で彼の胸板を突き飛ばして
あたしはヨロヨロとバスルームに逃げ込んだ
あ、その前に朝ごはんにしようか?』
『……』
謎に宣言をされて
抱きかかえられてベッドから降りる
ガチャ
半分虚脱状態でされるがまま
リビングダイニングみたいな部屋で椅子に下ろされた
『マコト、顔を上げて?』
『・・・』
『朝は、おはよう、って言ったばかりじゃないか』
なんか…サイコパス…って
こういう感じなのかな
顔なんかあげたくない
上げられない
『裸なのが恥ずかしいの?』
『・・・』
『ここには僕とマコトしかいないよ
恥ずかしがる事なんかひとつもない
それにそのうち慣れるから
大丈夫、人間大抵の事には慣れていくからさ』
『。。。…〜』
地平線並みに果てしなく
対話が出来ない
『マコト…ふふ…ごめんね?
驚かせてしまったよね…』
『・・・』
頭…ポンポンとか…やめてよ
底抜けに腹が立つ
『君に恐い思いをさせたいんじゃないんだ
こんな手荒な手段に出てしまったのは申し訳なく思う
少し…落ち着くまで我慢してね?』
『…っ…』
言いたい事を言えないもどかしさが
涙を誘発して余計に俯いていた
イヤだ
バレたくない
『マコト…泣かないで?』
『っ…泣いてない…』
頭を…撫でないでよ
『なんにも恐いことないからね?安心して』
『・・・。服を返して…』
『やっぱり先にシャワーにしようか』
話が通じないことだけはわかった
再び抱きかかえられて席を立たされ
バスルームで下ろされた
『ほらマコト…もう泣かないで?
ふふふ・・・可愛いお顔が台無し』
脱衣場に立たされて手脚のロープを解かれると
大きな両手があたしの顔を包んで隠していた涙を拭った
ドンッ…
その手を振り切るように
痺れている両手で彼の胸板を突き飛ばして
あたしはヨロヨロとバスルームに逃げ込んだ
