創造の双子。
第14章 お泊まり *二日目*
「せいかぁ~! 西華さーん!」
西華の後に続いて、叫ぶ。
そして西華がさっき入った客室の扉をいきよいよく開ける。
「…西華」
見ると、そこにはメイクをとっている西華がいた。
「やっぱ今日はありのままの私をみてほしいだけ!」
「は…w いっつも俺に見せてんのは、創造の西華かよw」
「………。」
西華から笑みが消えた。
「なんだよ…黙るなんてらしくないぜ?」
「その話は…やめて…」
「あ…ごめん…」
「……」
「……」
少し沈黙が続く。
「め…メイクとり完了! どうっ? メイクしてるときより可愛いんじゃない!?」
沈黙を壊そうと必死に言葉を紡ぐ。
「あぁ… うん… 西華はメイクする必要ないわ!」
「やっぱり? じゃ~今日はこのまますっぴんでいますわ」
「おー あ、ツインテール!ツインテールやってみろよ!」
「え… 海斗ってそんなキャラだっけ?」
「ばっ…ちげーよ! ツインテール似合うかなって思っただけたし! 」
「照れちゃって~♪ しょーがないなぁ! くくってあげる!」