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創造の双子。

第2章 弟(仮)

西華が職員室前で、考え事をしていると ポン と、肩を叩かれる。
「おはよぉっ♪一緒に教室いこっ!」
「あ、なーんだ♪恵美歌かぁ!おはようっ!」

恵美歌はショートヘアーでサイドに三つ編みをしている。
背が小さくて、目がぱっちり。話し方が、ややぶりっこっぽいがロリコンファンには受けが良さそうだ。

「今日は、転入生が来るんだよねぇ?」

「…えっ? 何で知ってるの?」

「なんでって…先生が言ってたじゃんっ?」

「あっ…そうだねっ! 楽しみ♪ どんな子が来るんだろー?」

「だね☆」

(あ~びくったぁ…詩穂が喋ったのかと思ったよ…)

教室に入ると、誰もが転入生の話をしていた。

別に同学年でもないのに、男子も女子もその話で盛り上がる。
「おはよっ!西華! 弟くんの課題で盛り上がっちゃってるね~w」

「あっ! 詩穂!それは内緒だよっ?」

「分かってるって~堅いんだから! もうっ!」

と、話をしたとことでアナウンスが入る。

『全校児童に申し上げます。
今から朝礼がありますので、体育館に集まって下さい。
もう一度繰り返します。
今からー…』

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