創造の双子。
第2章 弟(仮)
「西華いこっ!?」
「うん♪」
教室の範囲内だと、自分の弟がまるでアイドルのような人気だったので西華は満足げだった。
『~あ~おはようございます。 今日は誠に晴れて良い天気になりました。 昼休みは外で…』
いや、それが聞きたいんじゃない。
校長先生はいつものように長々と、野球の話まで語っていた。
『…さて、紹介遅くなりましたが…』
本当にな。
『我が校に新しい友達が来てくれました! 1年生です!
名前は三浦 慧くんです。
是非2、3年生も仲良くしてあげて下さいね。 』
言い終わると同時に、慧が壇上に上がる。
周りではキャーキャーと女の子たちが叫んでいた。
『えと…僕は三浦 慧です!
これからよろしくお願いします!!』
…マイク越しの声が幼い上に、制服は一番小さいサイズなのだろうが、だぼだぼしていてマイクに声を届かせようと精一杯につま先立ちして、ふるふる震えていた。
慧が壇上からおりても、なお女の子たちの歓声は止まらなかった。
「うん♪」
教室の範囲内だと、自分の弟がまるでアイドルのような人気だったので西華は満足げだった。
『~あ~おはようございます。 今日は誠に晴れて良い天気になりました。 昼休みは外で…』
いや、それが聞きたいんじゃない。
校長先生はいつものように長々と、野球の話まで語っていた。
『…さて、紹介遅くなりましたが…』
本当にな。
『我が校に新しい友達が来てくれました! 1年生です!
名前は三浦 慧くんです。
是非2、3年生も仲良くしてあげて下さいね。 』
言い終わると同時に、慧が壇上に上がる。
周りではキャーキャーと女の子たちが叫んでいた。
『えと…僕は三浦 慧です!
これからよろしくお願いします!!』
…マイク越しの声が幼い上に、制服は一番小さいサイズなのだろうが、だぼだぼしていてマイクに声を届かせようと精一杯につま先立ちして、ふるふる震えていた。
慧が壇上からおりても、なお女の子たちの歓声は止まらなかった。