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蜜会…春の揺れ

第1章 春の揺れ

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「じ、じゃぁねぇ……○○ホテルに13時に待ってるわ」

「あ、うん…」

「先にチェックインして待ってるわね…」

「う、うん」

「着いたらLINEして…」

「わかった」

『○○ホテル』
 そこは、イタリアンレストランの目の前のホテル…

 もうわたしは、もがき、泳ぐ―――

 そして…
 春の終わりを…
 季節の変わりを待つ…

 それだけが、救いだから。

 わたしは、チェックインをし、部屋番号をLINEし…

 彼、颯太を待つ。


 窓からは、春の穏やかな日差しが差し込み…

 遥かな高層ビルが…

 霞んで見える―――


 

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