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クラスの人気者は、刹那の2時間を買い戻したい。

第4章 じゃあ、買ってよ

皐月は有り合わせでツマミを作って出した。

彼は黙って食べて、ビールを飲んでいる。

「ねぇ、なんて呼べばいい?センセは変でしょ」

「……そうね。皐月かしら」

「いいね。じゃあオレのことは刹那って呼びなよ」

記憶がないのに女慣れした感がある。

これはもともとの本質なのかしら?

「皐月、なんか話してよ」

「……そうね、進路のことなんだけど」

「進路? 今は生徒じゃないって」

「ああ、そうよね」

急に話せと言われても、なにを話せばいいか分からない。

「皐月は付き合ってる人いないの?」

「学生の頃にいたけど、別れたわ」

「ふーん」

「……せ、刹那はどうなの?」

「オレ? 記憶にない」

「ごめんなさい」

「可愛いよね、皐月」

刹那に揶揄われてるように感じた。そう分かっていても嬉しく思ってしまう。

「……大人を揶揄わないで」

刹那はビールを飲み干しテーブルの上に寝そべるようにして皐月を見上げる。

「本当のことだよ」

皐月は顔が赤くなるのを隠そうとビールを飲んでいた。

刹那は隣に回ってきて肩を寄せてくる。彼の体温を布越しに感じる

「話す事ないなら、体で感じ合おうか?」

彼には羞恥心がないのかしら

皐月は体が熱くなってくるのを感じた。

男の指が皐月の顎に伸びてくる

顔の角度が変わる。そこへ刹那の唇が触れてくる。

軽いフレンチキス

「皐月、どうしたい?」

「……私を抱いて」

刹那は制服のブレザーを脱ぎ、ネクタイを外す。

ワイシャツのボタンを外してシャツを脱いだ。

素肌が露わになる。想像以上に逞しい体。

思わず見惚れてしまう。

「シャワー浴びた方がいいよね?」

刹那は立ち上がってズボンも脱ぎ始める。

「そ、そうね。タオル持ってくるわ」

皐月は動揺しながらも立ち上がりタオルを取りにベッドルームに向かって行った。

彼はバスルームに入ってシャワーを浴びている。

皐月はバスタオルをカゴの中に入れておいた。

しばらくして腰にタオルを巻いた刹那が出てきた。

普段ワックスで整っている髪が真っ直ぐに落ちていて、男の色気を醸し出している。

皐月も着替えを抱えてバスルームに向かう。

刹那は勝手に冷蔵庫を開けて中を見る。

「なんだ、ビールないのか」

刹那は仕方なくお茶を飲んで皐月を待った。

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