
君の体温は義務だった
第2章 通知
その時。
手首が小さくブッと震えた。
HUG Bandだ。
暗闇の中でディスプレイを覗き込む。
【利用者のストレス値が通常より高く推移しています】
【深呼吸をおすすめします】
「……余計なお世話だよ。」
小さく吐き捨てるように呟いた。
画面をタップして表示を切り替える。
通知は一瞬で消えた。
それだけ。
ただ、それだけのことだった。
再び布団の中へと潜り込む。
足元に転がっていた抱き枕を手で探り、抱え込むように引き寄せた。
「……お前、邪魔。」
文句を言いながらも、腕の中にすっぽりと収める。
別に。
寝る時に腕の置き場がないから抱えているだけだ。
この前も天気のいい日に、わざわざベランダまで出して日光に当てて干した。
カバーが汚れていると寝心地が悪いから。
理由なんて、本当にそれだけだ。
「……寝よ。」
強く目を閉じる。
明日も普通に仕事だ。
余計なことを考えずに、ただ眠ればいい。
手首のHUG Bandの画面は、静かに暗転していた。
手首が小さくブッと震えた。
HUG Bandだ。
暗闇の中でディスプレイを覗き込む。
【利用者のストレス値が通常より高く推移しています】
【深呼吸をおすすめします】
「……余計なお世話だよ。」
小さく吐き捨てるように呟いた。
画面をタップして表示を切り替える。
通知は一瞬で消えた。
それだけ。
ただ、それだけのことだった。
再び布団の中へと潜り込む。
足元に転がっていた抱き枕を手で探り、抱え込むように引き寄せた。
「……お前、邪魔。」
文句を言いながらも、腕の中にすっぽりと収める。
別に。
寝る時に腕の置き場がないから抱えているだけだ。
この前も天気のいい日に、わざわざベランダまで出して日光に当てて干した。
カバーが汚れていると寝心地が悪いから。
理由なんて、本当にそれだけだ。
「……寝よ。」
強く目を閉じる。
明日も普通に仕事だ。
余計なことを考えずに、ただ眠ればいい。
手首のHUG Bandの画面は、静かに暗転していた。

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