
神籬の内
第1章 荷物
控えめに困ったように言う。
(もっと早く聞きたかった……ッ‼)
素直な感想を感じながら、思わず口元を覆った。
「それでは明日から七日間、こちらの運搬をお願いします」
「はい、精一杯頑張らせて頂きます!」
「明日から、どうぞよろしくお願いします」
その日は家に戻り、明日に備えて今日は早めに寝た。
始まりの天気はあいにくの曇り。空模様は灰色が広がっているが、外の気候はちょうどよく感じる。それは太陽の光が塞がれている為かは分からない。晃は七日の間乗ると決めた大きめ車で町内会長の家に訪れた。
「おはようございます。本日から七日間どうぞよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる姿に、同じく会釈を返し、軍手をつけた晃は蔵へと向かう。蔵には昨日と同じ場所に42個の箱が置かれていた。
「それでは出発します。っていうか……荷運びも俺が全部する感じですか?」
「……ええ、面倒かと思いますがよろしくお願いします」
確認のために聞くと、その言葉に頷いてひとつ持ち上げた。
「あと、薬品の関係上必ず、荷台に置いてください」
「わかりました。あの、一応何かアクシデントあった場合困るので。ご連絡先教えて頂けますか?」
「わかりました。こちらにお掛け下さい」

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