あの2人って、仲いい思春期だね。
第2章 シャンデリアって10回…以下略。
誠が唖然としていると、もう一人?の自分と目があった。
「な…なんじゃこりゃあ…」
誠の呆然とした言葉の後に、誠の下敷きになった誠が、
「うわぁ…私がいるぅ…」
と同じく呆然として言った。
「私…って、まさかお前…」
誠は、自分を指さし
「ミユ…?」
と、問いかけた。
「まこちゃん…?」
もう一人の誠は、その思春期特有の太く低い声で、ミユのまのぬけたしゃべり方をする。
誠は、理解せざるを得なかった。
自分たちは、入れ替わってしまったのだと…。