あの2人って、仲いい思春期だね。
第2章 シャンデリアって10回…以下略。
「スゴいねぇ…」
「呑気だなっ!どうやったら、元に戻れるんだ!?てか、どうして、こんなことにっ!?」
ボーッとするミユをよそに、誠は一人騒いでいた。
「どうすればいいっ!?」
誠、いや中身が誠のミユが、ミユに、中身がミユの誠に答えを求める。
「明日1日、試しにこのまま過ごしてみればいいんじゃない…?」
「サラッと言うなよ!」
ミユは、困惑している誠とは対照的に、驚くほど冷静だった。
「もっかい、2人で階段から落ちようぜ!」
清純そうな、子供みたいに可愛らしいミユが、高く甘い声で豪語している。
ミユは、自分が高ぶったら、こうなっちゃうんだ。と、改めて驚嘆した。