テキストサイズ

トラブルマーチ

第8章 別の顔

「谷…っ摂、くん。私が試してる様に見えたんだったら、それは自分に負い目があるからでしょ。」



私は痛いトコロを指摘する。
私はただ…彼を心配していた。

この情緒不安定な言動に、寝てる時のうなされ様に。

そんな私にこの仕打ちは、元々ひどい奴だけど、そんな言葉で言いくるめられない。



「負い目?!…有り過ぎてどれを指してるんだか分からないよ。」


開き直った言い方に、頭にくる。
怖いとかそんなのよりも…そう!!


「こっちは心配して言ってるんだよ!!」



これは正解だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ