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トラブルマーチ

第2章 振った男

「やめて!!」


反り返った身体は無防備で、空いている手で胸も鷲掴みにされ、強く揉み込んできたのだ。

こんな屈辱に耐えられずに涙を流し叫んだ。


「誰か!!助け…。」


口を塞がれ、声を失った。


「黙れ!!次叫んだら殴る!!」


そう言われ、床に押し付けられた。
殴られるくらいならそっちの方がいい。黙って身体を弄ばれるくらいならなんて事ない!!


「ヤダ!!助けて!!誰か!!来てぇ!!」


そう私が叫ぶと、うつ伏せの態勢の私の襟を掴み、身体をひっくり返された。

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