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トラブルマーチ

第2章 振った男

谷原は、もう自分のモノの様に平然と呼び捨てで呼んでいた。

ぴちゃぴちゃと鳴り響く用具室には、谷原の握る携帯だけの明かりが、私と谷原の行為を照らしている。


「リカ、こっち見て?…ほら、俺がリカの愛液舐め取ってるところ。」


許して欲しい…
そんな感情から、顔を背けていた。

谷原は、そうやって抵抗を見せる里香を許せずに、右手で持っていた携帯を左手に持ち替えた。

そして空いたてで、里香の顔をつかみ上を向かせた。


「リカ…目を開けろ。」


力強く頬を掴まれた私は、ゆっくりと目を開けた。
私の真上で、淫部を執拗に舐め笑っている谷原の顔が目に入り、手で口を塞いだ。

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