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トラブルマーチ

第4章 続く悪夢

「岸、少し外せ。」


「坊っちゃま…。」



いきなり私を車に投げ入れると、運転手さんは振り返り、びっくりした表情で谷原を見つめた。



「いいって言うまで戻るな。外で立ってろ。」


「…かしこまりました。」



言う事を聞くしか無い岸さんは、チラッと私を見ると、そそくさと車を降りドアを閉めた。

私を助けてくれる人なんて…いない。


私の上に覆い被さる状態の谷原は、ドアが閉まったと同時に、スカートの中に手を入れて来る。

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