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溺愛

第2章 告白


こんな
間近で彼の顔をみたことがなかった
みあはボーッと彼に見とれてしまった。



すると幹矢は

「ん…」

言葉を発すると同時に
本を私に差し出した。

彼にみとれてたことに気付いた私は
あわてて顔が赤くなるのを
感じながらも彼にお礼を言った。

「あ、ありがと…」

私が本を受け取ると
彼はスタスタと歩いて図書室から
去っていった。






それからというもの
彼を見るたび目で追ってしまったり

あの時の記憶を思い出しては
赤面して

みあはどんどん幹矢への思いを
確信していったのだった。





……―てゆうことです


私あれから
幹矢くんと話したこともないし
ただ教室で眺めてるだけだけど、

きっと
あんなにカッコイイもん彼女だって
いると思うけど


でも好きって伝えたいと
思った


だから私
今日放課後図書室に幹矢くんを
呼んで告白しようと思うんだ。




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