《Eternal bells…… 》
第13章 壬生
麗美は芹沢に壁まで追い詰められていた、、、
「そんなに恐がるな、すぐに鳴かせてやるぞ……」
ジリジリと迫る、、、
(栄太!!)
着物の裾を広げ、太腿に噛みつかれる、、
ーガブッ…じゅるっ…
「イヤッ!!」
(痛いっ……!)
逃げたいが、噛みつきながら麗美を見る目付きに背筋が凍りつき動けない……
ダダダダ…
ースパンッ!!
「芹沢さんっ!」
総司は叫び、芹沢に走りよる。
「総司、邪魔するな」
顔を上げ、口元を拭う。
壁に凭れている女に目をやる総司、、、
「麗美さんっ!!なんで?!」
(惣太さん?!……何故ここに……?
総司ってまさか……沖田総司…?!)
「総司の知り合いか?」
「はい、だからやめてください。
連れて帰りますから。」
麗美を支え、立ち上がらせる。
「惣太さん…?どうして?」
「後から、ちゃんと話します…。
芹沢さん!私の大切な人なので、もう手を出さないでください」
麗美の手を掴み部屋を出て行った…
「無事でしたか?!大丈夫ですかっ?!」
廊下に出ると、愛次郎が泣きそうな顔で待っていた。
「愛次郎さん…、私は大丈夫。それより、あぐりちゃんを気絶させてきちゃった。ごめんね…心配だから行ってあげて」
「あぐりを…庇って…麗美さんは…。」
拳を握りしめ、下を向く愛次郎。
「何もされ無かったから♪助けを呼んでくれて、ありがとう。早くあぐりちゃんの様子見に行って!」
麗美は愛次郎の背中を叩く。
「ありがとうございましたっ!」
愛次郎は走って屯所を出て行った…
「そんなに恐がるな、すぐに鳴かせてやるぞ……」
ジリジリと迫る、、、
(栄太!!)
着物の裾を広げ、太腿に噛みつかれる、、
ーガブッ…じゅるっ…
「イヤッ!!」
(痛いっ……!)
逃げたいが、噛みつきながら麗美を見る目付きに背筋が凍りつき動けない……
ダダダダ…
ースパンッ!!
「芹沢さんっ!」
総司は叫び、芹沢に走りよる。
「総司、邪魔するな」
顔を上げ、口元を拭う。
壁に凭れている女に目をやる総司、、、
「麗美さんっ!!なんで?!」
(惣太さん?!……何故ここに……?
総司ってまさか……沖田総司…?!)
「総司の知り合いか?」
「はい、だからやめてください。
連れて帰りますから。」
麗美を支え、立ち上がらせる。
「惣太さん…?どうして?」
「後から、ちゃんと話します…。
芹沢さん!私の大切な人なので、もう手を出さないでください」
麗美の手を掴み部屋を出て行った…
「無事でしたか?!大丈夫ですかっ?!」
廊下に出ると、愛次郎が泣きそうな顔で待っていた。
「愛次郎さん…、私は大丈夫。それより、あぐりちゃんを気絶させてきちゃった。ごめんね…心配だから行ってあげて」
「あぐりを…庇って…麗美さんは…。」
拳を握りしめ、下を向く愛次郎。
「何もされ無かったから♪助けを呼んでくれて、ありがとう。早くあぐりちゃんの様子見に行って!」
麗美は愛次郎の背中を叩く。
「ありがとうございましたっ!」
愛次郎は走って屯所を出て行った…