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《Eternal bells…… 》

第13章 壬生

前川邸ー総司の部屋に、向かい合い座る麗美と総司、、、

「脚、見せて」

「大丈夫ですから…。それよ『いいから!早く!』
総司は麗美の脚を伸ばして着物を捲る。

「血が出てるじゃないですか…。手当てしますから」
棚から薬を出し、傷に薬を塗る総司…


ーコソコソ……
「あれが総司の恋仲だよ」
「髪の色、変わってるね?」
「あの脚たまんねぇな…じゅるっ…」
「佐之助汚ねぇ!涎垂らすな!俺にかかるだろ!」
「新八!動くなっ!崩れる!」
グラグラ…
「「「まずい……」」」

ーバリッ ドサッ グエッ

襖紙を突き破って男の首が出てくる。


「キャァァ~!」
麗美は悲鳴をあげた。

総司は抜き身の刀を片手に襖を開ける、、

「さっきから何をしてるんですか……?」
廊下に転がる一人に刃先を向ける…
あまりの殺気に麗美も固まる。



「「「すいません!本当、すいません!許してください総司様!」」」
土下座をして謝る3人の男、、、

「続きは明日にしましょうね♪」
ダークな笑顔で言う総司。

「麗美さん、送ります。外で話しましょう」


真っ青な顔の3人に軽く頭を下げ、総司の後について屯所を出た麗美であった。

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