
《Eternal bells…… 》
第14章 長人
8月に入り、ジリジリと日射しが強い日、私はあぐりちゃんと甘味屋で涼んでいた、、、
「本当に、もう無茶なはしないでください…麗美さんがあんな目に会うのは嫌です」
あぐりちゃんは、芹沢との一件の事で落ち込んでいた。
「何も無かったし、愛次郎さんが助けてくれたんだから。それより、手荒な方法で気絶させちゃって、ごめんね…」
「大丈夫です!私を守る為だったんだですから。麗美さんは強いですね。私も強くなりたいです♪」
私は強く無い…栄太や玄瑞さん、桂さんに守ってもらってるだけ、総司さんにも…。
「私も強くないよ~。何も出来なくて情けないぐらいだよ」
(私は栄太達の為に、何が出来るんだろう……)
「あぐり!麗美さん!」
二人に走り寄って来たのは愛次郎だった。
「愛次郎さん♪慌ててどうしたの?」
すると、愛次郎の隣にもう一人…
「やあ、あぐりちゃん」
目を細めて笑う、人の良さそうな男、、、
「佐伯さん、こんにちは♪」
(佐伯…この人が………)
佐伯の優しげな目元が一瞬ギラリと光った…
「ちょっと来て……」
愛次郎はあぐりを店の隅に連れて行った。
(まさか、駆け落ちの話………?)
心配そうに二人を見ていると、佐伯が麗美に近寄る、、、
「麗美さんでしたよね?俺、佐伯又三郎って言います。愛次郎から貴女の話は聞いてますよ。あぐりちゃんに凄く良くしてくれるって。
想像以上に綺麗な方で驚きました」
「い、いえ。あぐりちゃんは大切な友達ですから……」
鳥肌が立つ、、、
すると、声を潜めて佐伯は言った。
「貴女にだけは、話した方が良さそうだ……。明日の明け方、暁七ツ時に愛次郎達は京を出ます。きっと、あぐりちゃんに会えるのは最後……最後に見送りに来てあげてはどうですか…?俺も愛次郎を見送りに行きますから…」
寂しそうな表情を浮かべる佐伯。
ー!!!
(明日の朝に殺す気なんだ?!
でも…なんで私まで誘ったんだろう?)
とにかく、明日なのは確実……
その日の夜、栄太と玄瑞に話した、、
言われた場所に麗美は一人で向かい、二人は隠れてその時に飛び出す。
不安と緊張で、眠れないままその時間が迫っていた、、、
「本当に、もう無茶なはしないでください…麗美さんがあんな目に会うのは嫌です」
あぐりちゃんは、芹沢との一件の事で落ち込んでいた。
「何も無かったし、愛次郎さんが助けてくれたんだから。それより、手荒な方法で気絶させちゃって、ごめんね…」
「大丈夫です!私を守る為だったんだですから。麗美さんは強いですね。私も強くなりたいです♪」
私は強く無い…栄太や玄瑞さん、桂さんに守ってもらってるだけ、総司さんにも…。
「私も強くないよ~。何も出来なくて情けないぐらいだよ」
(私は栄太達の為に、何が出来るんだろう……)
「あぐり!麗美さん!」
二人に走り寄って来たのは愛次郎だった。
「愛次郎さん♪慌ててどうしたの?」
すると、愛次郎の隣にもう一人…
「やあ、あぐりちゃん」
目を細めて笑う、人の良さそうな男、、、
「佐伯さん、こんにちは♪」
(佐伯…この人が………)
佐伯の優しげな目元が一瞬ギラリと光った…
「ちょっと来て……」
愛次郎はあぐりを店の隅に連れて行った。
(まさか、駆け落ちの話………?)
心配そうに二人を見ていると、佐伯が麗美に近寄る、、、
「麗美さんでしたよね?俺、佐伯又三郎って言います。愛次郎から貴女の話は聞いてますよ。あぐりちゃんに凄く良くしてくれるって。
想像以上に綺麗な方で驚きました」
「い、いえ。あぐりちゃんは大切な友達ですから……」
鳥肌が立つ、、、
すると、声を潜めて佐伯は言った。
「貴女にだけは、話した方が良さそうだ……。明日の明け方、暁七ツ時に愛次郎達は京を出ます。きっと、あぐりちゃんに会えるのは最後……最後に見送りに来てあげてはどうですか…?俺も愛次郎を見送りに行きますから…」
寂しそうな表情を浮かべる佐伯。
ー!!!
(明日の朝に殺す気なんだ?!
でも…なんで私まで誘ったんだろう?)
とにかく、明日なのは確実……
その日の夜、栄太と玄瑞に話した、、
言われた場所に麗美は一人で向かい、二人は隠れてその時に飛び出す。
不安と緊張で、眠れないままその時間が迫っていた、、、
