《Eternal bells…… 》
第15章 三角の…
対馬藩邸ー
私は栄太達に着いて、ここ数日は毎日桂さんの元に来ていた。政変の事が気になって仕方がなかったから、、、
「桂殿、翠蓮です、戻りました」
「あぁ、翠蓮、やっと帰ってきたね。
入ってくれ」
久しぶりに会えた翠蓮は、少しやつれていた。まさか、色を売っていたとはこの時の私は知らなかったけど…。
「18日の攘夷祈願の詔を、会津と薩摩が阻止しようと目論み、概に中川宮様を含み何かを計画している様です」
(やっぱり政変は起きる!)
「「何だと?!」」
栄太と玄瑞は叫んだ。
「会津と薩摩が同盟を結んだのはこの為なのか……?」
桂は困惑する。
麗美は暫く悩み、口を開く、、、
「前に私が話した、長州は京から追放されると言ったのは、この事です。
帝様は攘夷思想ですが、急進派に恐れを感じて公武合体派の公卿と、会津と薩摩に長州追放を命じます。
御所には入れず、周りは会津、薩摩などの軍が周りを固めています。そして、攘夷急進派の公卿と長州の主要人の方は、京から追放されるんです」
「「「…………!!!」」」
目を見開き固まる一堂。
「一度、京を出ると再び入京するのは難しくなります。だから……絶対行かないでくださいっ!」
(玄瑞さんは、公卿達と一緒に下ってしまうはず……)
「私と玄瑞は行く予定なんだが……行かない方がいいかな…?どう思う?玄瑞」
と、桂。
「…桂さん、麗美ちゃんの話が本当なら、我々は残った方がいい。他の同志が暫く京に戻れんなら、俺達が残るしか無い」
と、玄瑞。
「麗美、それじゃあ宮部さん達は暫く京に戻れんって事?」
と、栄太。
「うん。来年の春に入京するはず」
「同志が居ない間は、俺達でやるしか無いっちゃ……。幕府にまた、勢いを付かせる訳にはいかん」
玄瑞の目が鋭く光る、、、
まだ、長州にとっては動くのは不利になる……時が来るまでは、栄太達には危ない事をして欲しくなかった。
私は栄太達に着いて、ここ数日は毎日桂さんの元に来ていた。政変の事が気になって仕方がなかったから、、、
「桂殿、翠蓮です、戻りました」
「あぁ、翠蓮、やっと帰ってきたね。
入ってくれ」
久しぶりに会えた翠蓮は、少しやつれていた。まさか、色を売っていたとはこの時の私は知らなかったけど…。
「18日の攘夷祈願の詔を、会津と薩摩が阻止しようと目論み、概に中川宮様を含み何かを計画している様です」
(やっぱり政変は起きる!)
「「何だと?!」」
栄太と玄瑞は叫んだ。
「会津と薩摩が同盟を結んだのはこの為なのか……?」
桂は困惑する。
麗美は暫く悩み、口を開く、、、
「前に私が話した、長州は京から追放されると言ったのは、この事です。
帝様は攘夷思想ですが、急進派に恐れを感じて公武合体派の公卿と、会津と薩摩に長州追放を命じます。
御所には入れず、周りは会津、薩摩などの軍が周りを固めています。そして、攘夷急進派の公卿と長州の主要人の方は、京から追放されるんです」
「「「…………!!!」」」
目を見開き固まる一堂。
「一度、京を出ると再び入京するのは難しくなります。だから……絶対行かないでくださいっ!」
(玄瑞さんは、公卿達と一緒に下ってしまうはず……)
「私と玄瑞は行く予定なんだが……行かない方がいいかな…?どう思う?玄瑞」
と、桂。
「…桂さん、麗美ちゃんの話が本当なら、我々は残った方がいい。他の同志が暫く京に戻れんなら、俺達が残るしか無い」
と、玄瑞。
「麗美、それじゃあ宮部さん達は暫く京に戻れんって事?」
と、栄太。
「うん。来年の春に入京するはず」
「同志が居ない間は、俺達でやるしか無いっちゃ……。幕府にまた、勢いを付かせる訳にはいかん」
玄瑞の目が鋭く光る、、、
まだ、長州にとっては動くのは不利になる……時が来るまでは、栄太達には危ない事をして欲しくなかった。