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《Eternal bells…… 》

第15章 三角の…

麗美を追いかける栄太、、



「麗美~、待ってよ。どこ行くん?」


恥ずかしさと、怒りで頭に血がのぼった麗美は栄太を無視して町中を歩く。


「なんで怒っとるの?大切な物なら返すから~。ねぇ、麗美」


(玄瑞さんも、栄太も信じられないっ!
変態だよ!変態野郎!!)


「仕方ないな……」
栄太は麗美の手を掴み、横の路地に連れて行く、、


壁側に麗美を立たせる栄太。


「そろそろ機嫌直して。」

「だって、二人に裸見られたんだよ?!しかも知らないうちに。下着まで脱がすなんて…二人共変態!!」
顔を背ける。

「大丈夫だよ。玄瑞にはあんまり見せとらんし、布を取ったんは僕だし♪」
ケロッと言う変態。



二人が話している路地の横を、浅葱色の羽織が通りかかる…


(あれ……?今のは麗美さん?)

「先に行っててください」


「はい!わかりました」


ージャリ…
総司は路地に近寄る、、


誰かの気配をかんじた栄太は、注意をそちらに向ける…


(沖田か…)

壁に手をつき、麗美を閉じ込める、、
総司から見える様に麗美の頬に手を当てた。


「麗美…機嫌直してくれんと、きすするよ?」
妖艶な顔で、身体をぴったりと寄せる、、

「な///そんな顔をしても駄目だよ///」
顔を赤らめ目を反らす、、


(よく見ちょれ……沖田……)

一瞬黒い笑みを浮かべた栄太、、
添えた手で麗美の顔を上げ、口づけをした…

ー!!!


ーチュッ…
角度を変えながら麗美の腰を引き寄せる…

「…はぁっ//……栄太……狡い…」


「まだ足りんみたいだね…?」
そう言い、再び口づけをする栄太。

ーちゅっ…くちゅ…
「…ふ………んんっ ///」


栄太の首に手を回し、受け入れる麗美から総司は目が離せずにいた。
胸が痛いのに、足が動かない…


唇を離し、麗美の顔を自分の胸に引き寄せる…

「見てる人がいるから、続きは夜にしよう」
チラリと総司を見る。


(クソッ!!…)
総司は逃げる様に去った…


「栄太が外でするから///見られちゃったんだよ…///」
惣太だと気づかない麗美。

「麗美見ちょると虐めたくなる……機嫌直った?また、きす『もう直ったから!大丈夫!』




栄太の挑発は総司の心を掻き乱し、余計に麗美に対する気持ちが黒く膨らんでいった、、、

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