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《Eternal bells…… 》

第16章 島原とカステラ

「お前は割り切って抱ける奴じゃないだろ。無理するなよ…
好きな女には恋仲でもいるのか?」

「ずっと好きな人が居るのは知ってたんですけどね…それでも良かったんです。
その人と恋仲になってしまいました」
寂しげに笑う…

「振られたなら諦めろ。お前は今は芹沢逹の事だけ考えろ、失敗は許されない」

「私を誰だと思ってるんですか?!もういいですよね」
立ち上がる総司。

「また島原か?」

「違います!もう行きませんよ!」

ースパンッ!



(本当に大丈夫なのか…?)

芹沢派暗殺の日は迫っていた、、、




ーーーーー



麗美は台所に籠ってカステラ制作に没頭していた。

卵と砂糖を湯煎で泡立てる、、
それに小麦粉を入れ蜂蜜を加える、、
陶器の鍋に流し入れて蓋をして蒸し焼きに。

(幕末でお菓子作るとは思わなかったな…上手く出来ますよ~に!!)

串で焼き加減確認をして、、

(出来た!)

濡れた手拭いの上に鍋を乗せて暫く冷ます……そっと取りだすと、焦げ目がほんのりついて美味しそう、、、
初めてのカステラは成功した♪…はず…

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