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《Eternal bells…… 》

第18章 すーさんとお菊さん



その頃、長州藩邸では男達がどんちゃん騒ぎを繰り広げていた、、




栄太も夕方に江戸から戻り、付き合いのあった土佐勤王党の北添佶摩や龍馬に捕まり、玄瑞や晋作と共に飲んでいた。


「けんど、ごっつい驚いたがぁ。姫様が栄太郎とメイクラブしちょったとはのぉ」
と龍馬。

「その姫様ちゅうのは、そげな可愛いのかえ?おいも会ってみたきぃ♪なぁ、
栄太、紹介しちょくれ♪」
ふにぃ~っと笑う幼い顔の北添が言った。

「めいくらぶって何だ?佶摩には会わせたくないけぇ。晋作より手癖が悪いから」
と、栄太。

「ひでぇよ栄太…俺は麗美にはまだ手を出してねぇぞ……」
ーイジイジ…
『まだ』って……さすが晋作。


「メイクラブっちゅうのは、ラブをメイクするっちゅう事じゃき♪ラブは愛じゃき♪」
龍馬楽しそう。


「「「「………………。」」」」
一同沈黙。


「麗美ちゃんが、龍馬と会いたいって言っとったぞ。話したい事があるらしい」
と、玄瑞。

「げにまっことなが?!ワシとメイクラブしたいんじゃが♪ガッハッハッ♪栄太郎悪いのぉ」


ーバキッ!ドスッ…
殴られ鳩尾に拳をもらった龍馬は沈む。



「やっと静かになったな…。佶摩、俺たちは攘夷とは少し違った思想になった。今は国家統一をして開国に向けて、国を纏めなくてはならない。その為に藩とは別に動く事になるが…俺達と一緒にやらないか?」
と、玄瑞。

「……それは帝様を蔑ろにするっちゅう事かえ…?」
目付きが変わる佶摩…


「違うぜ。帝様を頂点にして、土台となる新政府を作るんだ。゙頂点゙は二つもいらねぇ…
幕府を無くすんだ。藩も格差もねぇ国にする。
異国と対等に付き合うには今の日本じゃ無理だ。俺達は新しい国を創る…。どうだ?一緒にやらねぇか?そこに延びてる奴も一緒にな」
と、いつもより格好いい晋作。


目を瞑り暫く考える佶摩……


「面白そうじゃの…決まりじゃき!」


「よし!乾杯し直そ~ぜぇ~!」


大きな目標を目指す、小さな固い同盟が結ばれたのだった、、、

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