《Eternal bells…… 》
第3章 京
ある旅籠に眠る女がいる、、
「げにまっこと別嬪だにゃ~。どこかの姫様だがか?」
ボサボサ頭の声が大きい男は、麗美の顔を至近距離で見つめる。
「栄太が拾って来よった。
もう、2日も眠ったままだ。良い身体しちょるぞ」
黒髪で坊主、二重瞼で鋭い目の男はニヤリと笑う。
「ヌォッ!玄瑞は見たんだか?!狡いぜよー!ワシも…」
とボサボサ頭が布団を捲ると、玄瑞と呼ばれた男はサッと部屋の隅に逃げた。
ースパンッ チャキッ
ボサボサ頭の首元に光る鋭い物体。
「何しちょる…?」
「ちょ、なんも、ワシは布団を直そうとしちょったが」
両手をアワアワさせて必死なボサボサ。
解放されて、ボサボサはペタリと座り込む。
「けんど、栄太郎。この姫様は何処から来ただか?髪の色が変わっちょるし
爪にも色ついちょる」
「襲われとったのを助けた。そのまま倒れて、仕方無く連れて来たんよ。玄瑞、いつまで隅にいるんだ?」
栄太郎と呼ばれた男は、長い前髪をくしゃりとかき上げて怠そうに言った。
「病では無いと思うが、そろそろ起きんと心配だなぁ」
そう言い、麗美の手を出し脈をとる。
ーピクッ…
手が微かに動き、うっすらと目を開ける、、
「げにまっこと別嬪だにゃ~。どこかの姫様だがか?」
ボサボサ頭の声が大きい男は、麗美の顔を至近距離で見つめる。
「栄太が拾って来よった。
もう、2日も眠ったままだ。良い身体しちょるぞ」
黒髪で坊主、二重瞼で鋭い目の男はニヤリと笑う。
「ヌォッ!玄瑞は見たんだか?!狡いぜよー!ワシも…」
とボサボサ頭が布団を捲ると、玄瑞と呼ばれた男はサッと部屋の隅に逃げた。
ースパンッ チャキッ
ボサボサ頭の首元に光る鋭い物体。
「何しちょる…?」
「ちょ、なんも、ワシは布団を直そうとしちょったが」
両手をアワアワさせて必死なボサボサ。
解放されて、ボサボサはペタリと座り込む。
「けんど、栄太郎。この姫様は何処から来ただか?髪の色が変わっちょるし
爪にも色ついちょる」
「襲われとったのを助けた。そのまま倒れて、仕方無く連れて来たんよ。玄瑞、いつまで隅にいるんだ?」
栄太郎と呼ばれた男は、長い前髪をくしゃりとかき上げて怠そうに言った。
「病では無いと思うが、そろそろ起きんと心配だなぁ」
そう言い、麗美の手を出し脈をとる。
ーピクッ…
手が微かに動き、うっすらと目を開ける、、