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《Eternal bells…… 》

第19章 年越し

「ヌオッ!翠蓮だがか?こりゃ、益々、別嬪になったきぃ。めったなぁ~//」
ラブラブな二人に絡む龍馬…
翠蓮は麗美と龍馬に独占された。


(なんなんだよ…)
玄瑞が心の中でいじけ始める…


(秘密兵器使うか…どうなっても知らねぇぞ)
「…コソコソ…栄太、覚悟しておけ。麗美はお前に頼んだ。龍馬は俺に任せろ」
ニヤッ…と笑う晋作…


「…コソコソ…どういう意味?」
と、栄太。

「まあ、見てろ…ふふふふっ」
悪魔降臨~~☆

晋作は窓際の襖を開けると、襖の外から冷えた徳利を持ち出した…


「玄瑞、まあ飲めよ…」
玄瑞に酒を注ぐ。

それから、翠蓮と麗美に注いで飲ませて廻る。



「何これ…?」
栄太が聞く。

「…コソッ…やめとけ…媚薬入りだ…」
悪魔は妖しく微笑むと、違う酒を栄太に注いだ。

(媚薬入り?!なんじゃそれ……)


「龍馬!桂さん所行こうぜ。祇園だぜぇ♪桂さんの奢りだ」
麗美達から龍馬を引き剥がし、引き摺って行く晋作…



「あれぇ…?晋作と龍馬しゃんは…ヒック」
顔を赤らめている麗美。

「帰ったよ。僕達も帰るよ…」

ーフワリッ…

「あぁ!翠蓮~……」
栄太に抱き上げられ出て行く…

ースパンッ




二人きりになる玄瑞と翠蓮…
晋作が残した怪しい酒を飲んでいた…



「……翠蓮、心の臓は大丈夫なのか?//」

「大丈夫、…それより、会津と長州の脱藩浪士が繋がってる可能性っ……んんっ///」

ードクンッ…ドクンッ…



「どうした…?また具合がっ…あっ///」

「はぁっ…はぁっ///玄…瑞なんか身体がっ//」
カァっと身体が火照り疼きだす…


「はぁっ//…俺もだっ…晋作の野郎っ何入れたっ……//うっ//」

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