
《Eternal bells…… 》
第20章 同じ時間を…
ーパチパチ…パチパチ…
算盤の音、、
(彦根藩?……うん…?合ってる?)
ミミズの様な文字に苦戦しながら仕事中…
ーダダダダッ…
「帰ったぜよ!姫様~~♪」
ブーツを履いた龍馬。
「お帰りなさい~♪あれ、あった?」
「沢山あったき♪どれがええかわからんき、好きなの選ぶぜよ」
「ブーツ格好いいね♪
じゃあ、中に入って」
奥に通してお茶を出す、、
目の前に並ぶのは、金や銀の懐中時計。
「凄い!綺麗なのばっかり♪ありがとう」
(悩むなぁ……でも、やっぱりこれ♪)
手に取ったのは、鈴と同じ金色でゴシック調の百合の花などが彫られている蓋付きの物。
「これにします♪これで足りますか?」
ーゴソッ…カチャカチャ…
三十両出した!
去年、栄太の誕生日を忘れた時から、ずっと貯めていたお金である。
「にゃっ?!こんなに要らんぜよ!五両で釣りが来るきぃ」
焦る龍馬。
(そんな安い訳ないよ……)
「…ん~、じゃあ、これで。手間賃込みだから。受け取って♪」
キラキラ☆
二十両を龍馬の手に掴ませた。
(ヌウ…その顔狡いぜよ…)
「有り難く戴くきぃ……。あ!エゲレス商人から、貰ったんがあるんじゃき…プレゼントっちゅうのはこれに入れて渡すんじゃと」
龍馬が差し出したのは、紺色の小箱に白い絹のリボンがフワッと結ばれた、現代では良く見るプレゼント用の箱。
(嘘~~?!ラッピングだよ!)
「ありがとうっ!完璧すぎるっ!」
興奮する麗美。
「良かったにゃ~、栄太郎喜ぶきぃ」
龍馬さんが帰った後、私は大高さんにお願いして時計の蓋の内側に、ローマ字で二人の名前を彫って貰った…。
その日の夜…時間の見方と、ちょっとした手紙を書いて、栄太の誕生日プレゼントの準備は完了した。
(早く渡したいなぁ…喜んでくれるかな…)
栄太の誕生日まで、あと数日、、、
算盤の音、、
(彦根藩?……うん…?合ってる?)
ミミズの様な文字に苦戦しながら仕事中…
ーダダダダッ…
「帰ったぜよ!姫様~~♪」
ブーツを履いた龍馬。
「お帰りなさい~♪あれ、あった?」
「沢山あったき♪どれがええかわからんき、好きなの選ぶぜよ」
「ブーツ格好いいね♪
じゃあ、中に入って」
奥に通してお茶を出す、、
目の前に並ぶのは、金や銀の懐中時計。
「凄い!綺麗なのばっかり♪ありがとう」
(悩むなぁ……でも、やっぱりこれ♪)
手に取ったのは、鈴と同じ金色でゴシック調の百合の花などが彫られている蓋付きの物。
「これにします♪これで足りますか?」
ーゴソッ…カチャカチャ…
三十両出した!
去年、栄太の誕生日を忘れた時から、ずっと貯めていたお金である。
「にゃっ?!こんなに要らんぜよ!五両で釣りが来るきぃ」
焦る龍馬。
(そんな安い訳ないよ……)
「…ん~、じゃあ、これで。手間賃込みだから。受け取って♪」
キラキラ☆
二十両を龍馬の手に掴ませた。
(ヌウ…その顔狡いぜよ…)
「有り難く戴くきぃ……。あ!エゲレス商人から、貰ったんがあるんじゃき…プレゼントっちゅうのはこれに入れて渡すんじゃと」
龍馬が差し出したのは、紺色の小箱に白い絹のリボンがフワッと結ばれた、現代では良く見るプレゼント用の箱。
(嘘~~?!ラッピングだよ!)
「ありがとうっ!完璧すぎるっ!」
興奮する麗美。
「良かったにゃ~、栄太郎喜ぶきぃ」
龍馬さんが帰った後、私は大高さんにお願いして時計の蓋の内側に、ローマ字で二人の名前を彫って貰った…。
その日の夜…時間の見方と、ちょっとした手紙を書いて、栄太の誕生日プレゼントの準備は完了した。
(早く渡したいなぁ…喜んでくれるかな…)
栄太の誕生日まで、あと数日、、、
