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《Eternal bells…… 》

第20章 同じ時間を…

宵五ツ時(20時)ー



旅籠へと戻る玄瑞達、、、
真っ直ぐ座敷に向かう、、



ースッ
「帰ったぞ。遅く……」

ー!!!?
何も無い、誰も居ない座敷…

「麗美は……?」

「女将~!麗美はどこだぁ?!」
晋作が叫ぶ。

ーシ~ン………


「部屋見てくる…」
栄太は麗美の部屋へ…


パタパタ…
ースパン!

「麗美さんがっ!…ハァッ…帰って来ません!」
女将が息を乱して戻って来た。

「どういう事だ?!!」

「ハァ…ハァ…暮六ツになっても戻らんから、今、大高さんの店に行ったんですが、昼八ツには帰ったって!」
真っ青な女将。


「何だと……」
(どこに行った……)



「俺は藩邸と、ここら辺捜してくるぜ!」
晋作は飛び出して行った…




ダダダダッ…
「二階にもおらんっ…捜してくる!!」
栄太も飛び出して行った…

「女将は待っててくれ。俺も行く、頼んだ!」



―――

晋作は長州藩邸に駆け込んだ、、

ドドドド…
「おい!麗美来てねぇか?!」

「急いでどうしゆう?来ちょらんぞ?」
と、佶摩。

「麗美が帰って来ねぇ!お前も捜してくれ!」
焦る晋作。

「わ、わかったぜよ!」

二人は対馬藩邸に向かった、、



(((麗美……どこに行った…)))
市中を捜す栄太達……桂の元にも来ておらず、翠蓮も捜し廻った…。


見つからず夜が更けていく、、

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