
《Eternal bells…… 》
第21章 純粋な狂気
2日後ー
夜八ツ時(午前3時)
麗美を連れて来て2日…ずっと眠り続け
ている…
「…ンンッ…やめてっ…」
ーバタバタ…
(まただ!…)
「麗美さんっ?!」
ーガバッ
麗美の隣に布団を敷いて寝ている総司。
うなされる声で目が覚めた…
「…ンン!いや!…ンンッ…」
冷や汗をかいてもがく麗美…
「大丈夫です…隣に居ますよ…」
急いで手を握り頭を撫でる…
「寒い…」
総司の手を必死に掴む…
総司は同じ布団に入り、
麗美を抱き締めた…
「暖めてあげます…。大丈夫…」
背中を擦り続けると…
「……………スゥ…スゥ…」
ギュッと総司の着物を掴んだまま静か
に眠った…
(はぁ…落ち着きましたね…。
…寝顔…可愛いです…)
自分に甘える麗美に嬉しくなってしまう総司。朝まで抱き締めたまま眠る…
ーーー
翌朝、、
総司が目を覚ますと、麗美は窓際にペタリと座り込んでいた。
ー!!!
「目が覚めましたか…?」
後ろ姿に声をかける。
「……はい…」
ーチリン…
朝日に金色の鈴をかざしている…
「綺麗な鈴ですね。大切な物ですか?」
「……そんな気がします…でも、わから
ないんです…」
振り返り淋しそうに微笑んだ…
(目が覚めたし…あの人の元に帰らせ
た方が良いんでしょうか…?
でも…もう少しだけ…)
二度と会えないと思っていた…
記憶が戻らなければと少しだけ考えて
しまう総司…
「麗美さん、これから私は出掛けなく
てはいけないんです。
日が高い内に帰って来ます。
一人で待っていられますか…?」
不安気な顔で聞く。
「大丈夫です。あ…迷惑かけてごめんな
さい。家が何処なのかわからなくて…」
俯く麗美。
「迷惑じゃありません。ずっと…
元気になるまでここに居てください」
「…ありがとうございます」
「それで良いんです。
女将がお粥を持って来てくれます。食後にこの薬も飲んでくださいね♪まだ寝てるんですよ?…行ってきます」
キラキラ☆
麗美に行ってきますを言うのが嬉しかった…
「行ってらっしゃい…」
2日も屯所に帰っていない総司は急いで帰って行った、、
これ以上外泊をするのは法度に触れる。その為に局長にある許しを貰おうと思っていた…
もちろん土方の雷が落ちたのは言うまでもない…
夜八ツ時(午前3時)
麗美を連れて来て2日…ずっと眠り続け
ている…
「…ンンッ…やめてっ…」
ーバタバタ…
(まただ!…)
「麗美さんっ?!」
ーガバッ
麗美の隣に布団を敷いて寝ている総司。
うなされる声で目が覚めた…
「…ンン!いや!…ンンッ…」
冷や汗をかいてもがく麗美…
「大丈夫です…隣に居ますよ…」
急いで手を握り頭を撫でる…
「寒い…」
総司の手を必死に掴む…
総司は同じ布団に入り、
麗美を抱き締めた…
「暖めてあげます…。大丈夫…」
背中を擦り続けると…
「……………スゥ…スゥ…」
ギュッと総司の着物を掴んだまま静か
に眠った…
(はぁ…落ち着きましたね…。
…寝顔…可愛いです…)
自分に甘える麗美に嬉しくなってしまう総司。朝まで抱き締めたまま眠る…
ーーー
翌朝、、
総司が目を覚ますと、麗美は窓際にペタリと座り込んでいた。
ー!!!
「目が覚めましたか…?」
後ろ姿に声をかける。
「……はい…」
ーチリン…
朝日に金色の鈴をかざしている…
「綺麗な鈴ですね。大切な物ですか?」
「……そんな気がします…でも、わから
ないんです…」
振り返り淋しそうに微笑んだ…
(目が覚めたし…あの人の元に帰らせ
た方が良いんでしょうか…?
でも…もう少しだけ…)
二度と会えないと思っていた…
記憶が戻らなければと少しだけ考えて
しまう総司…
「麗美さん、これから私は出掛けなく
てはいけないんです。
日が高い内に帰って来ます。
一人で待っていられますか…?」
不安気な顔で聞く。
「大丈夫です。あ…迷惑かけてごめんな
さい。家が何処なのかわからなくて…」
俯く麗美。
「迷惑じゃありません。ずっと…
元気になるまでここに居てください」
「…ありがとうございます」
「それで良いんです。
女将がお粥を持って来てくれます。食後にこの薬も飲んでくださいね♪まだ寝てるんですよ?…行ってきます」
キラキラ☆
麗美に行ってきますを言うのが嬉しかった…
「行ってらっしゃい…」
2日も屯所に帰っていない総司は急いで帰って行った、、
これ以上外泊をするのは法度に触れる。その為に局長にある許しを貰おうと思っていた…
もちろん土方の雷が落ちたのは言うまでもない…
