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《Eternal bells…… 》

第23章 いっくんの改心

それから龍馬と以蔵は麗美と雑談していた…




「そうじゃ!今日は姫様のバースデイ
じゃった!!プレゼント買い忘れたき!
ちっくと行ってくるぜよ~!」

ダダダッ…
風の様に居なくなった龍馬。


「ば、ばすで?ぷれぜと?それは
何ぞね……?」
キョトンとする以蔵。


「バースデイは生まれた日です。
プレゼントは贈り物…。
今日は私の誕生日なんだ…私って何歳
なんだろう…?」
知識の記憶だけは残っていた様である…


「それは異国言葉かぇ?おまんは異国
言葉知りゆうか?!まっこと凄いのぉ~!!」
キラキラ☆尊敬の眼差し以蔵。



今まで剣術ばかりで、学ぶ事が出来なかった以蔵…人斬りばかりの毎日で、
心は荒んでいた。新選組に追われ傷を負った時に麗美に助けられてから、人生をやり直したい気持ちが生まれた。そんな以蔵の変化を喜んだ龍馬は、麗美の護衛をする事で、殺す為の剣ではなく、
護る為の剣なのだと言う事を以蔵に気づいて欲しかった…。



「以蔵さんは異国語に興味が…?
私で良ければ教えますよ♪
傷が良くなるまでは、部屋から出られ
ませんし…」


「げにまっことながっ?!!
麗美先生!宜しくお願いしますきぃ!」
土下座し始める以蔵。



ーガバッ!
「以蔵さん!頭を上げてください!
先生だなんて、そんなんじゃ無いです!」
飛び起きる麗美。


「のぁっ!麗美先生!動いたらいかん!」
ダダッ!
焦って支える以蔵。


「…痛っ!」
右肩を押さえる麗美。


「まんだ急に動かしたらいかんぜよ…
横になるきぃ…」
背中を支え、そっと麗美を寝かせる…


その時、、




ダダダダッ…
ースパンッ!!

「………以蔵~~!!
なぁにしちょるんじゃぁ~~!!」
閻魔栄太の登場です。

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