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《Eternal bells…… 》

第23章 いっくんの改心

栄太は部屋に入ると、麗美を支える以蔵を
押し退けた。


「僕は聞いちょらんぞ!何で麗美の護衛
が以蔵なんじゃっ?!」
興奮する栄太。


「お、おいは頼まれただけじゃき!
そげに怒るながじゃ栄太郎」
アワアワする以蔵。


「栄太さん、私も誰か居てくれた方が
安心です。だから怒らないで、ね…?」
キラキラ☆


(うっ…狡いっちゃ麗美)

「……麗美がそう言うなら。
でも、手ぇ出すなよ…」
ギロリと睨む閻魔…


(栄太郎は麗美先生の事になると、
人が変わるんじゃの…)

「手は出さんき!大丈夫じゃ!
命に変えても護るがよ…」
真顔で言う以蔵。


「…麗美の事、頼んだ…」
頭を下げる栄太。




栄太も承諾してくれてホッとした麗美…
以蔵は恋心はあったが、栄太を裏切る
つもりは無かった…。


「今日はもう、麗美先生の側に
居れるがか?」
と、以蔵。



「うん、もう出掛けん」

(先生?何で先生なんだ?)




「ほんだら、おいは行くぜよ。
明日また来るき♪」



以蔵は部屋を後にした…


(おいも、ぷれぜと贈りたいのぉ…
何が良いがじゃ…?わからんのぉ…)

頭が痛くなる程考え悩む以蔵であった…

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