《Eternal bells…… 》
第4章 新たな始まり
それから、数日はお風呂と厠以外は部屋から出ずに過ごした。
毎日、栄太郎さんと玄瑞さんが交代で食事を持って来てくれていた。
栄太郎さんはあまり喋らないけど…暇があれば部屋に来てくれる。
数日後、旅籠の女将さんが綺麗になった着物を持ってきてくれた。
上品な淡い藤色の着物を綺麗に着こなし、笑うと目尻に皺が寄って人の良さが
滲み出ている。
「久坂さんから話しは聞いてるからね。何かあったら言うんだよ。着替えたら一階の座敷にいらっしゃい。今日からは下で食事しなさい」
と言い、私に着物を差し出した。
「ありがとうございます。
お世話になります」
しっかりと頭を下げてお礼を言う。
「早く来ないと、おかずが無くなるよ!
吉田さん、おかずばかり食べるからね」
ニッと笑って、廊下をパタパタと歩いて行った。
(いい人で良かった♪)
着物に着替え、髪を片側に流して纏める…
部屋を出て、朝の冷たい空気を吸い込み深呼吸する…そして一階の座敷に向かった。
座敷に入ると、栄太郎さんと玄瑞さんはもう食べ始めている。
「おはようございます」
「おはよう、麗美ちゃん」
爽やかに挨拶してくれたのは玄瑞さん。
栄太郎さんは…
「ん………はょ……」
半分寝ながらしっかりとお皿にはおかずばっかり…。
「玄瑞さん…何ですかこれは?」
寝ながらひたすら食べる栄太郎さんを指差し言う。
「ああ、寝起き悪い上に、おかずが少ないと怒るっちゃ、毎朝起こして連れてくるの大変だ」
ゲンナリして言う玄瑞さん。
「ハハハ…栄太郎さんのイメージが…」
(少し崩れた )
毎日、栄太郎さんと玄瑞さんが交代で食事を持って来てくれていた。
栄太郎さんはあまり喋らないけど…暇があれば部屋に来てくれる。
数日後、旅籠の女将さんが綺麗になった着物を持ってきてくれた。
上品な淡い藤色の着物を綺麗に着こなし、笑うと目尻に皺が寄って人の良さが
滲み出ている。
「久坂さんから話しは聞いてるからね。何かあったら言うんだよ。着替えたら一階の座敷にいらっしゃい。今日からは下で食事しなさい」
と言い、私に着物を差し出した。
「ありがとうございます。
お世話になります」
しっかりと頭を下げてお礼を言う。
「早く来ないと、おかずが無くなるよ!
吉田さん、おかずばかり食べるからね」
ニッと笑って、廊下をパタパタと歩いて行った。
(いい人で良かった♪)
着物に着替え、髪を片側に流して纏める…
部屋を出て、朝の冷たい空気を吸い込み深呼吸する…そして一階の座敷に向かった。
座敷に入ると、栄太郎さんと玄瑞さんはもう食べ始めている。
「おはようございます」
「おはよう、麗美ちゃん」
爽やかに挨拶してくれたのは玄瑞さん。
栄太郎さんは…
「ん………はょ……」
半分寝ながらしっかりとお皿にはおかずばっかり…。
「玄瑞さん…何ですかこれは?」
寝ながらひたすら食べる栄太郎さんを指差し言う。
「ああ、寝起き悪い上に、おかずが少ないと怒るっちゃ、毎朝起こして連れてくるの大変だ」
ゲンナリして言う玄瑞さん。
「ハハハ…栄太郎さんのイメージが…」
(少し崩れた )