《Eternal bells…… 》
第25章 桜香先生
栄太は部屋に入り、再び膝上に麗美を
乗せて座った、、
ーコンコン…
「栄太、ここに水置いておくけぇ」
玄瑞さん優しい。
「ありがとう玄瑞」
麗美の方に顔を向き直すと…
ープニィ~
麗美の両頬を指で摘まむ栄太。
「ふぇ~は…?(栄太…?)」
「麗美、何かあったんか…?」
瞳をじっと見つめて聞く…
「…ふぁひほはいほ…(何もないよ)」
微かに瞳の奥が揺れた…
(やっぱり何かあったな…)
「僕には何でも話して…そんな辛そうな
顔しちょったら心配じゃけぇ」
ーピンッ!
頬を引っ張り指を離し、じぃ~っと
見つめまくる…
(栄太には嘘は通じない…)
「…総ちゃんを今日見かけて…
咳をしてて…グスッ…それで…辛くてっ…
死ぬのを知てるのがっ…辛い…グスッ…」
ポロポロと涙を流す…
(沖田が咳…?死ぬのを知ってる…?)
着流しの袖で麗美の涙を拭いて、
何も言わずに抱き締めた…。
沖田は何かの病で死ぬって事なんか…?
麗美は先の世から来た…壬生狼の事も
知っちょってもおかしくない。
そして…沖田だけじゃなく、僕達の
最期もきっと…。
先を知っちょるって…どれだけ辛いん
かは僕には分からん。
それでも、麗美の辛い事も全て一番
に理解してやりたい…僕らにとっては
沖田も壬生狼も敵だけど…。
ーポンポン…
麗美の背中を優しく叩く…
そして、耳元でゆっくりと話し始めた…
「病で死ぬんと、戦って死ぬんは
どちらが幸せか…きっと大事なもの
の為、志の為に戦って死ぬ方が幸せ
だろう…沖田もそうだと思う…。
でも…命を落とす覚悟があって皆
戦っちょる。どう死ぬかより、
[どう生きたか]が一番大事だ。
沖田も自分の志があるはず…
心の弱い奴はあんな剣豪には
なれん。沖田は強い奴じゃけぇ、
大丈夫だ…病にも簡単には負けん」
「栄太は…グスッ…総ちゃんの心配した
事…怒らないの…?敵なのに…」
「確かに沖田は大~嫌いじゃ。
麗美に心配される沖田が気に入らん!
でも、それ以上に麗美の気持ちが
大事っちゃ…僕の惚れた女は優しいけぇ。
だから…全部一人で抱え込むな…」
「……栄太…ありがとう…」
ーギュッ…
乗せて座った、、
ーコンコン…
「栄太、ここに水置いておくけぇ」
玄瑞さん優しい。
「ありがとう玄瑞」
麗美の方に顔を向き直すと…
ープニィ~
麗美の両頬を指で摘まむ栄太。
「ふぇ~は…?(栄太…?)」
「麗美、何かあったんか…?」
瞳をじっと見つめて聞く…
「…ふぁひほはいほ…(何もないよ)」
微かに瞳の奥が揺れた…
(やっぱり何かあったな…)
「僕には何でも話して…そんな辛そうな
顔しちょったら心配じゃけぇ」
ーピンッ!
頬を引っ張り指を離し、じぃ~っと
見つめまくる…
(栄太には嘘は通じない…)
「…総ちゃんを今日見かけて…
咳をしてて…グスッ…それで…辛くてっ…
死ぬのを知てるのがっ…辛い…グスッ…」
ポロポロと涙を流す…
(沖田が咳…?死ぬのを知ってる…?)
着流しの袖で麗美の涙を拭いて、
何も言わずに抱き締めた…。
沖田は何かの病で死ぬって事なんか…?
麗美は先の世から来た…壬生狼の事も
知っちょってもおかしくない。
そして…沖田だけじゃなく、僕達の
最期もきっと…。
先を知っちょるって…どれだけ辛いん
かは僕には分からん。
それでも、麗美の辛い事も全て一番
に理解してやりたい…僕らにとっては
沖田も壬生狼も敵だけど…。
ーポンポン…
麗美の背中を優しく叩く…
そして、耳元でゆっくりと話し始めた…
「病で死ぬんと、戦って死ぬんは
どちらが幸せか…きっと大事なもの
の為、志の為に戦って死ぬ方が幸せ
だろう…沖田もそうだと思う…。
でも…命を落とす覚悟があって皆
戦っちょる。どう死ぬかより、
[どう生きたか]が一番大事だ。
沖田も自分の志があるはず…
心の弱い奴はあんな剣豪には
なれん。沖田は強い奴じゃけぇ、
大丈夫だ…病にも簡単には負けん」
「栄太は…グスッ…総ちゃんの心配した
事…怒らないの…?敵なのに…」
「確かに沖田は大~嫌いじゃ。
麗美に心配される沖田が気に入らん!
でも、それ以上に麗美の気持ちが
大事っちゃ…僕の惚れた女は優しいけぇ。
だから…全部一人で抱え込むな…」
「……栄太…ありがとう…」
ーギュッ…