《Eternal bells…… 》
第26章 尊王
「ありがとうっ!!このご恩は一生
忘れません…ありがとう…」
思わず土下座。
「「麗美さん!頭を上げてください!」」
アワアワする二人。
「……ボソッ…あと、これを総司さんに…」
ースッ…
私はひとつの包みを差し出した。
「え…?どうして沖田さんに?
麗美さんを監禁してたのに…」
心配そうなあぐり。
「総司さんは悪くないよ…私が傷付け
たんだから…。私は会う訳にはいかない
から。屯所の門前に置いてあったって
事にして渡して欲しいんだ…」
今の私は、桜香としてあぐりちゃんと
関わる事しか出来ない。゙麗美゙とは
縁を切った事にしないと、愛次郎さん
に迷惑がかかるから…。
「…確かに預かりました。
ちゃんと渡しますね…」
ニコ♪
「ありがとうっ!…頼み事ばかりで
ごめんなさい~…」
と、また土下座。
こうして、頼みまくりな1日は終った、、