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《Eternal bells…… 》

第27章 居場所

ー!!!!


栄太は目を覚ました…
腕の中にはぐっすり眠る麗美の姿…。




(……夢だったんか…?でもどうして…
…あれは麗美の家族……)



起こさない様に腕を抜き、布団を出る…
そして、行灯の蝋燭を新しく換えると
布団の横に腰を下ろした…。



(お父上は倒れてしまった…
麗美は……本当にここに居ていいんか…?
帰らせるべきかもしれん…)



その時、横に置いてある刀が青白く光った…



ー?!!!

(あの時も……やっぱり…
明日、確認しないといけん…
その答えによっては……)



再び布団に入り、麗美に寄り添う栄太…
口づけを落とし髪を撫でる…。



ーピクッ…
「…ん……え…た…?」

麗美はうっすら目を開けた。


「ごめん…起こしたか…?」


ーギュッ…
「眠れないの…?」

「違うよ…寝顔見たかっただけ」

「フフッ…眠れないなら付き合ってあげる♪」

「じゃあ、少し話そう…。
麗美のいた未来の話聞かせて…」

「未来の話…?何を聞きたいの?♪」

「じゃあ、麗美の親友の名前」

「親友は朝宮唯♪凄~く美人なの…。
栄太にも会わせたいな…」

「唯さんか…会ってみたいっちゃ…。
じゃあ、次は家族の名前……」
栄太は父親の名前を知りたかった…。

「…兄は真咲、お母さんは麗佳、叔母さん
はマコト…お父様は真崇…。あと私の我が
儘を聞いてくれる、加奈さんとマサさん」



ギュッと目を瞑る栄太…

(やっぱりお父上だったんか……)


「栄太…?眠くなった?」
栄太の髪を撫でる…


「ん…眠くなった…」
ーギュ~ッ…


「なんか…栄太甘えん坊」
ーギュッ…



栄太が寝たふりをしていると、寝息が
聞こえて来た…胸元に寄り添い眠る麗美
を朝まで大切そうに抱き締めていた…



(ごめんな…麗美……)

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