《Eternal bells…… 》
第27章 居場所
ー!!!
「「「どういう事だっ?」」」
皆叫んだ…。
「泣きながら部屋に入って直ぐに襖閉め
られてしまったんじゃ!だから、おいは
ずっと部屋の前におったがよ!ずっと聞
こえちょった泣き声が急に聞こえんなって、少し覗いたんじゃ…そしたら、麗美が
何処にもおらんのじゃ!」
ひどく取り乱す以蔵。
ダダッ!
晋作は部屋を飛び出した…
皆、悲しそうな顔で俯いている…
「以蔵…麗美ちゃんは未来に帰って
しまったかもしれん…」
と、玄瑞。
「帰った…?!なんでじゃ?!!
なんで麗美は帰ってしまったがじゃ!
そんなの……嫌じゃ…」
項垂れる以蔵…。
飛び出した晋作は栄太を捜していた…
縁側で立ち竦む栄太…
「おい!!栄太っ!!」
ダダッ…
ーグイッ!!
襟元に掴みかかった…
「麗美が消えた…本当に帰っちまった
ぞ!!お前はっ…これで満足か?!
傷付いたまま帰って、好きでもない
奴に嫁ぐのが麗美の幸せか?!」
「…これで…いいんじゃ…」
何も映さない栄太の悲しそうな瞳…
それは松陰先生を失った時と同じだった…。
「…お前……そんなに大事ならどうして
手離したんだ…麗美にとって大事なのは
、父親よりお前だと思うぜ…。
お前は大馬鹿だ…」
襟元から手を離すと、栄太を残して
晋作は何処かに行ってしまった…。
「「「どういう事だっ?」」」
皆叫んだ…。
「泣きながら部屋に入って直ぐに襖閉め
られてしまったんじゃ!だから、おいは
ずっと部屋の前におったがよ!ずっと聞
こえちょった泣き声が急に聞こえんなって、少し覗いたんじゃ…そしたら、麗美が
何処にもおらんのじゃ!」
ひどく取り乱す以蔵。
ダダッ!
晋作は部屋を飛び出した…
皆、悲しそうな顔で俯いている…
「以蔵…麗美ちゃんは未来に帰って
しまったかもしれん…」
と、玄瑞。
「帰った…?!なんでじゃ?!!
なんで麗美は帰ってしまったがじゃ!
そんなの……嫌じゃ…」
項垂れる以蔵…。
飛び出した晋作は栄太を捜していた…
縁側で立ち竦む栄太…
「おい!!栄太っ!!」
ダダッ…
ーグイッ!!
襟元に掴みかかった…
「麗美が消えた…本当に帰っちまった
ぞ!!お前はっ…これで満足か?!
傷付いたまま帰って、好きでもない
奴に嫁ぐのが麗美の幸せか?!」
「…これで…いいんじゃ…」
何も映さない栄太の悲しそうな瞳…
それは松陰先生を失った時と同じだった…。
「…お前……そんなに大事ならどうして
手離したんだ…麗美にとって大事なのは
、父親よりお前だと思うぜ…。
お前は大馬鹿だ…」
襟元から手を離すと、栄太を残して
晋作は何処かに行ってしまった…。