《Eternal bells…… 》
第27章 居場所
ー?!!
(え……妻って…)
「なんだお主は?!この女の旦那か?」
「はい…少し喧嘩をしましてね…はぐれて
しまったんです。うちのが失礼な態度を
とってしまったなら私が御詫びを…
これで今回はお許しを…」
そう言い小さな紙包みを差し出した。
「フン!これからは嫁の躾はもっと厳しく
するのだぞ。今回は見逃してやろう」
偉そうな侍はその場を後にした。
「ありがとうございます……」
深く頭を下げる山南…
「……………。」
ポカーン…
「大丈夫かな?こんな場所を女性
一人で歩いては危ないよ。桜香さんの
様に美しい人は尚更ね」
キラキラ☆仏の笑顔の山南さん。
「……すみません…ありがとう
ございました…あの…この辺りに旅籠
はあるんでしょうか…?」
どことなく元気がない麗美…
「旅籠…?急にどうしたんだい?
あの旦那さんと喧嘩でもしたのかな…?」
多分、以蔵の事である。
「…いえ…あの…
助けてくれて、ありがとうございました」
明らかに様子がおかしくなった麗美…
頭を下げてそのまま立ち去ろうとした…
その時、、
通りの向こうに晋作が…
ー!!!
思わず山南を盾にして隠れた…
(何か事情がありそうだね…)
「さあ、こっちに…」
麗美を庇いながら目の前の料亭に入った…
「…………。」
辛そうな顔で俯く麗美…
そして奥から女将が出てきた、、
「おいでやす…あら、お客はん戻って
来られたんどすか?このお嬢はんを迎えに
行って来はったんどすなぁ♪
さあ、お連れはん達のお座敷にご案内
致しまひょ…」
「あ…女将、済まないが違う座敷にして
もらえるかな?それと、芸妓は呼ばなく
て結構。料理と酒だけ頼むよ」
と、山南。
「かしこまりました…直ぐに準備
致しますぇ……ニヤニヤ…」
女将は意味ありげに微笑んだ。
(新選組の幹部様ともなれば、連れて
歩くおなごも違いますなぁ…。
このご時世金がものいうって事やな)
(え……妻って…)
「なんだお主は?!この女の旦那か?」
「はい…少し喧嘩をしましてね…はぐれて
しまったんです。うちのが失礼な態度を
とってしまったなら私が御詫びを…
これで今回はお許しを…」
そう言い小さな紙包みを差し出した。
「フン!これからは嫁の躾はもっと厳しく
するのだぞ。今回は見逃してやろう」
偉そうな侍はその場を後にした。
「ありがとうございます……」
深く頭を下げる山南…
「……………。」
ポカーン…
「大丈夫かな?こんな場所を女性
一人で歩いては危ないよ。桜香さんの
様に美しい人は尚更ね」
キラキラ☆仏の笑顔の山南さん。
「……すみません…ありがとう
ございました…あの…この辺りに旅籠
はあるんでしょうか…?」
どことなく元気がない麗美…
「旅籠…?急にどうしたんだい?
あの旦那さんと喧嘩でもしたのかな…?」
多分、以蔵の事である。
「…いえ…あの…
助けてくれて、ありがとうございました」
明らかに様子がおかしくなった麗美…
頭を下げてそのまま立ち去ろうとした…
その時、、
通りの向こうに晋作が…
ー!!!
思わず山南を盾にして隠れた…
(何か事情がありそうだね…)
「さあ、こっちに…」
麗美を庇いながら目の前の料亭に入った…
「…………。」
辛そうな顔で俯く麗美…
そして奥から女将が出てきた、、
「おいでやす…あら、お客はん戻って
来られたんどすか?このお嬢はんを迎えに
行って来はったんどすなぁ♪
さあ、お連れはん達のお座敷にご案内
致しまひょ…」
「あ…女将、済まないが違う座敷にして
もらえるかな?それと、芸妓は呼ばなく
て結構。料理と酒だけ頼むよ」
と、山南。
「かしこまりました…直ぐに準備
致しますぇ……ニヤニヤ…」
女将は意味ありげに微笑んだ。
(新選組の幹部様ともなれば、連れて
歩くおなごも違いますなぁ…。
このご時世金がものいうって事やな)