《Eternal bells…… 》
第29章 それぞれの秘密事
大高家の長屋、、
ダダダダ…
又次郎はある文を片手に奥の部屋に
向かい走っていた。
ースパンッ!
「栄太君!藩から許しが出たっ!」
ー!!!
「本当ですかっ?!」
ダダッ!…
「たった今届いてなぁ。さあ、話を
進めよう」
「僕は少し席を外すけぇ、また戻る」
ーーー
又次郎の自室、、
「この証明書も一緒に藩に提出しなさい。
これで、正式な夫婦になれるなぁ…
麗美はんは家の娘や」
と、嬉しそうな大高さん。
ーバッ…
栄太は額を床につけて頭を下げた…
「大高さん…
本当に…ありがとうございます!!」
「頭をお上げなさい…私が好きでした事
やさかい。麗美はんを頼みましたよ…
家の娘を泣かしたら…只では済まさんぞ!」
ニコニコ☆
麗美を妾扱いにしたくなかった…
その為、養女として迎えてくれる人を
探そうと思い、大高に相談を持ちかけた。
大高は自分がなると申し出てくれて、
直ぐに自分の藩に届けを出してくれた
のだった…。麗美は知らない内に大高家
の養女になってしまった。
「はい!命に変えてもお守りし、
絶対に幸せにします!!」
「宜しい…。ところで祝言はいつにする
のかな?本当に当日まで麗美はんには
言わないで大丈夫なのかい…?」
「祝言の日取りは、玄瑞達とも相談
してから改めて…。僕と身分差がある事
を気にしちょるから…驚かせてやりたい
んです」
「それなら祝言は派手にやらないか
んなぁ~。麗美はんの白無垢は
高野屋に頼んでおくさかい、振袖
仕立てる事にして連れて行くとええ。
楽しみやなぁ~」
張り切る養父、又次郎。
こうして祝言の準備は水面下で進んで
行く…。栄太に話を聞いた桂の胃痛が
ますます酷くなったのは言うまでもない…
ダダダダ…
又次郎はある文を片手に奥の部屋に
向かい走っていた。
ースパンッ!
「栄太君!藩から許しが出たっ!」
ー!!!
「本当ですかっ?!」
ダダッ!…
「たった今届いてなぁ。さあ、話を
進めよう」
「僕は少し席を外すけぇ、また戻る」
ーーー
又次郎の自室、、
「この証明書も一緒に藩に提出しなさい。
これで、正式な夫婦になれるなぁ…
麗美はんは家の娘や」
と、嬉しそうな大高さん。
ーバッ…
栄太は額を床につけて頭を下げた…
「大高さん…
本当に…ありがとうございます!!」
「頭をお上げなさい…私が好きでした事
やさかい。麗美はんを頼みましたよ…
家の娘を泣かしたら…只では済まさんぞ!」
ニコニコ☆
麗美を妾扱いにしたくなかった…
その為、養女として迎えてくれる人を
探そうと思い、大高に相談を持ちかけた。
大高は自分がなると申し出てくれて、
直ぐに自分の藩に届けを出してくれた
のだった…。麗美は知らない内に大高家
の養女になってしまった。
「はい!命に変えてもお守りし、
絶対に幸せにします!!」
「宜しい…。ところで祝言はいつにする
のかな?本当に当日まで麗美はんには
言わないで大丈夫なのかい…?」
「祝言の日取りは、玄瑞達とも相談
してから改めて…。僕と身分差がある事
を気にしちょるから…驚かせてやりたい
んです」
「それなら祝言は派手にやらないか
んなぁ~。麗美はんの白無垢は
高野屋に頼んでおくさかい、振袖
仕立てる事にして連れて行くとええ。
楽しみやなぁ~」
張り切る養父、又次郎。
こうして祝言の準備は水面下で進んで
行く…。栄太に話を聞いた桂の胃痛が
ますます酷くなったのは言うまでもない…