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《Eternal bells…… 》

第29章 それぞれの秘密事

ある朝、、


「栄太~朝だよ。起きて」

ーモゾモゾ…
「ん……眠い…」


最近帰りが遅く、帰ってからも何か書き
物をしたりと忙しい栄太…かなりお疲れ。


ーチュッ…チュ~ッ
「最近忙しいもんね…もう少し寝る?」


「…ん…もう一回きす…」

ーチュッ


「おはよう麗美♪」
凄い変わり様ですね…

伸びをしてから布団を出た栄太に、
いつもの様に着流しを着せようと準備を…

「今日は紋付を着る…袴も出して」



(紋付?今日何かあるのかな…?)

とりあえず箪笥の中を見てみる…
しかし、紋付が何種類かある…。

「どれ…?」


「ん~…これでいい」


栄太が選んだのは、紺色に少し白を混ぜた
様な柔らかい色合いの紋付羽織に黒い袴…


初めて栄太の紋付羽織袴姿を見た私…
これがまた…

(か…か…格好いい///これもありだなぁ)
はい。見とれてます…


「ん…?何…?惚れ直したか?」

「はい…//とっても…//」
私の頭の中はお花畑…


「僕は着流しが楽でいいんだけど…
今日、西郷さんと初めて顔を会わすけぇ。
紋付にしろって玄瑞が煩いんだ」


「西郷さんと?!もうそんなに話が
進んでるの?」

(もしかしてまさかの…今年中に同盟とか?)


「いや…今日からが本番だ。
詳しく話すんは今夜会ってからじゃけぇ。
今日は帰って来れんかも…」

「わかった。西郷ドンってどんな人
だろうね?栄太…頑張ってね」
ーギュッ…

「西郷さんは吉之助じゃないんか?
どんって何だ?」


(私とした事が…気をつけないと…)

「吉之助さんだよ。ドンは気にしない
で…あはは…」



栄太の髪も結い終わり、二人で一階の
座敷に行くと、玄瑞さんと晋作さんも
紋付羽織袴…。

(三人並んだ姿…写真に撮りたい…
でも、晋作さん白って…目立つよ…
玄瑞さんは黒が似合ってます)


「「もう疲れた…」」
と、栄太と晋作。


「たまにはいいじゃないか。
気が引き締まるのぉ!」
と、気合い入ってる玄瑞。





そして、朝食を済ませて私といっくんは
三人を見送った、、

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