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《Eternal bells…… 》

第29章 それぞれの秘密事

栄太達が出掛けた後、私といっくんは
いつもの様に大高さんの店に…。


仕事を終わらせて、私といっくんは
桝屋の二階の新兵衛さんのお部屋に
お邪魔してます。栄太には内緒です…


「ここに来ると怒られるんじゃねぇか?
最近は宮部さん所には松田くらいしか
来ねぇけどな。あいつらは会合場所を
移したらしいぞ」
と、新兵衛。


「栄太には内緒で…。
それより、新兵衛さんも私達の旅籠に
移りませんか?」


ー!!!
(麗美っこ!勝手にそんな事決めて
良いんかぇ?!)
まさかの事に以蔵焦る。


「どうしたんだ急に…これ以上人を
増やすと目立つんじゃねぇか?
俺はここでいいぜ」


「そ~だ!長州藩邸にしましょう!
桂さんも居るし、あそこが一番安全!
ね?そうしましょう。明日には移り
ましょう」
勝手に決めた私。


新兵衛さんにここに居られては困る。
6月5日の早朝、桝屋には私しか居ては
いけないから…念には念を。


「麗美っこ…勝手に決めて本当に
大丈夫なんかぇ…?」
以蔵不安。


「大丈夫!桂さんは良いって言うから。
絶対にっ!!…キランッ☆」
自身満々。


「桂さんが許可出すなら良いぜ。」




こうして、新兵衛さんは桝屋から藩邸
に移る事に決まった…。



そして、私にはもう一つする事が…
いっくんにも協力してもらう為に、
説得しなければいけない…

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