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《Eternal bells…… 》

第29章 それぞれの秘密事

藩邸に戻ると中岡さんが来ていて、
栄太達はまた大事なお話し中。
いっくんは新兵衛さんと何処かに
出掛けて行った。
私は佶摩さんとお団子を食べた後、
客間でゴロゴロしていたら…



ーピクッ…


(ん……?)

「…寝ちゃってた…」

ームクッ

(藩邸で寝ちゃうなんて…しかも畳で…)



目を覚ます為、手燭を借りて庭に出て
みる事に、、

立派な日本庭園は手入れが行き届いてて、
中心には池がある。

(鯉とかいたりして…♪)


池に架かる小さな橋の上でしゃがんで、
二匹の鯉を眺めていた…手燭の炎と、
照された私の顔が池に映ってる…その時…



ーにゅ~…ガバッ!
私の顔の横に誰かの顔が!そして
後ろから抱きしめられて…

「きゃぁー!!…ムグッ!」


口を押さえられてピンチ!…て、あれ?
栄太の匂い…


「そんな声出したら誰か来よる…」

耳元で囁く声はやっぱり栄太。


ーフッ…
栄太は手燭の火を消した…
すると、邸内から庭に出て来る人影…


「…コソッ…逃げるぞ…」

「…コソッ…何で?…ちょっと」


タッタタタ…

訳も分からず栄太に手を引かれコソコソ
逃げる私…でも暗闇の鬼ごっこ気分で
楽しいかも…。



大きな蔵の裏に来た私達…


「ハァハァ…なんで逃げたの?」


「麗美をここに連れ込む為…」


ー!!
次の瞬間、壁に押し付けられてて…
キスされてる…



ーちゅっ…ぴちゃ…

「…ん…ぁ………はぁ//…」

顎を持ち上げられ、どんどん深くなる…
周りは静かで二人の吐息…舌と唾液が絡み
合い、唇を吸い合う水音だけが響いて…
栄太の背中に回した手はギュッと着物を
掴んでいた…。


「チュパ…ここでするか…?」

「はぁ//外はイヤ……んっ//ふ…ぅ//」


再び唇を塞がれて、栄太の指が私の耳と
首筋を撫でる…長く深いキスをされて
いる内に、身体が火照りだしてきた…

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